12月都内某所、キャラメルボックスと梅棒!?という演劇界の至極のマリアージュを一足早く体験しに、稽古場へ潜入しました。

新型コロナウイルス対策万全のなか、準備が進行中

まずは手指の消毒、検温…などをして、いざ稽古場へ。入口には、今日のスケジュールが書かれたホワイトボードや、梅棒・伊藤今人さんからの差し入れも!新型コロナウイルス対策が万全にとられた状態で着々と準備がされていました。今回は稽古場の2階から観劇。1階には、演出を担当されるキャラメルボックス・成井豊さんの姿も。

キャラメルボックス・成井さん演出版の通し稽古がスタート

今回公開されたのは成井さんが演出を担当された“plat de 成井豊”の通し稽古。約15分の短編7作から構成され、内6作は2人芝居になっています。「約15分」という制約の中で、いかに物語が展開していくのか…ドキドキしながら待っていると、「始めます」という号令とともに通し稽古がスタート。

本作は、大好きな演劇にひたむきに打ち込むおてんば娘「雪」と、少々心配症で兄に対してコンプレックスがある作家志望の少年「和彦」という対照的な2人が出会い、互いの動向を意識しつつ自身の夢を追う道すがら、2人の人生が徐々に交錯していくというラブストーリーになっています。

「雪」をキャラメルボックス・原田樹里さん、「和彦」を梅棒・野田裕貴さんが演じており、まるでキャラメルボックスと梅棒が恋に落ちたかのよう。他にも、雪の両親や和彦に片思いしている雪の友人、和彦が原作者の映画の監督など…雪と和彦を取り巻く個性豊かな人々の人間模様も合わせて展開されます。

親が子の成長を願う気持ちを必死に伝える様子や、大切な人の夢を応援するため自分の気持ちに蓋をする場面、片思いが成就しないとわかり本心を言わないまま終わっていく青春…など7つの物語には私たちの普段の生活にも通ずる感情や言葉がたくさん散りばめられているように思いました。これは、成井さんがキャラメルボックスで大切にされてきた「人が人を思う気持ち」という部分がどの短編にも軸としてあり、それが連鎖していく物語なのでは…と感じ、最後の最後までグッときてしまいました。

また、普段ダンスだけでストーリーを魅せる梅棒のみなさんがセリフを話している姿や、キャラメルボックスのみなさんが息ピッタリのダンスを踊るシーン(振付はもちろん梅棒!)など、お互いのファンならずとも必見です!

おむ

観劇後、心に温かい感情を残してくれるキャラメルボックスの演出と“ダンスだけではない”梅棒の、あまりのマリアージュ具合に本当に驚きました。通し稽古終わり、成井さんも「面白かった」と太鼓判!(メディア席の記者からも笑いが起きていました)
今回公開されたのは成井さん演出版でしたが、これは梅棒・遠山晶司さん演出の“plat d’ 梅棒”も気になる…!劇場に行けないという方も“plat de 成井豊”はライブ配信されますので、ぜひ体感してみてください!