YOASOBI×島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さん、4名の直木賞作家の書き下ろし小説を楽曲化するプロジェクト「はじめての」。主題歌をYOASOBIが、脚本・演出を石丸さち子さんが務め、朗読劇として立ち上げます。2023年1月に好評を博した本作の後編が2024年1月に上演決定しました。
後編は宮部みゆき、辻村深月の原作書き下ろし小説を上演
『はじめての』は、2022年2月に始動したプロジェクト。島本理生さん、辻村深月さん、宮部みゆきさん、森絵都さんら現代日本文芸界を牽引する直木賞作家と“小説を音楽にするユニット”YOASOBIがコラボレートし、小説、音楽、映像などさまざまなジャンルで作品を展開しながら物語世界を作り上げていくというものです。
2023年1月に上演された前編では、島本さんの『私だけの所有者』と森さんの『ヒカリノタネ』が上演されました。2024年1月に上演される後編では、辻村さんによる『ユーレイ』、宮部さんによる 『色違いのトランプ』が上演されます。
“はじめて〇〇したときに読む物語”をテーマにした書き下ろし小説を、石丸さち子さんの脚本・演出で朗読劇として立ち上げます。
脚本・演出を務める石丸さち子さんは、現代劇から古典作品まで、ストレートプレイからオリジナルミュージカルまで、幅広い作品を手がけています。近年の演出作品にミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~ 』、『マタ・ハリ』、舞台『恋、燃ゆる。~秋元松代作「おさんの恋」より~』、『BACKBEAT』などがあります。
石丸さんは今回の上演作品について「宮部みゆきさんの『色違いのトランプ』は、はじめて容疑者になったときに読む物語。自由と平等を守るため立ち上がる少女、娘を守るために奔走する家族の話は、緊迫感の後に訪れる温かさと爽快感に、魅了されます。
辻村深月さんの『ユーレイ』は、はじめて家出したときに読む物語。誰にも記憶のある思春期の心の揺れを、夜の海を舞台に、幻想的に、繊細に、描いた珠玉の作品。二作の世界観を、臨場感をもって届けてくださるだろう、素晴らしいキャストが集まりました。きっと、演じ手の魅力が、作品を大きく膨らませてくれることでしょう」とコメントしました。
ピアニスト・作曲家・桑原あい× 津田健次郎、豊原江理佳、梅田彩佳ら豪華俳優陣が集結
主題歌をつとめるのは、YOASOBI。コンポーザーのAyaseさん、ボーカルのikuraさんからなる、“小説を音楽にするユニットで、2019年11月に公開したデビュー曲「夜に駆ける」は、公開直後から瞬く間に注目を集めました。TVアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌「アイドル」は、史上最速でストリーミング累計再生回数は4億回を突破するなど、日本の音楽シーンを牽引するだけでなく、世界で注目を集めるアーティストです。(※本公演にYOASOBIは出演しません)
音楽を桑原あいさんが、演奏を能勢朝也音さんが務めます。桑原さんは、ジャズピアニスト・作曲家として活躍されており、CDショップ大賞2019ジャズ賞を受賞した『To The End Of This World』や、Walt Disney Recordsから全編ディズニー楽曲のカバーアルバムを出すなど、全10枚のアルバムがリリースされています。俳優・クリエイターの西川大貴さんと制作されたソングサイクル・ミュージカル『雨が止まない世界なら』は現在サブスクリプションで配信中です。現在作品の公式XとYouTubeでは、桑原さんがYOASOBI「セブンティーン」「海のまにまに」をピアノアレンジした本作のCMが公開されています。
出演者には、声優・俳優として多くの作品で活躍を見せる津田健次郎さん(1月6日) と浪川大輔さん(1月7日) 、そして、ミュージカル『刀剣乱舞』で石切丸役を始め、GReeeeN音楽劇『キセキ-あの日のソビト-』や、舞台『サンソンールイ16世の首を刎ねた男ー』などに出演している崎山つばささん(1月8日)の3名がトリプルキャストで登場。
ミュージカルを中心に活動する梅田彩佳さん(1月6日、7日) と 平野 綾さん(1月8日)はダブルキャストでの出演です。映画『リトル・マーメイド』でアリエルの吹き替えを務めたことでも話題の豊原江理佳さんは、3日間全ての回に出演します。
今回は「言葉を音楽に乗せ歌って届ける」新たな試みも!朗読劇『はじめての』は、2024年1月6日(土) 〜1月8日(月・祝)に東京・シアター1010にて上演です。詳細は公式X(旧Twitter)をご確認ください。
“歌”という新しい要素も加わった後編の上演。パワーアップした公演に期待が高まります。