2025年9月〜10月、東京、宮城、福岡、新潟、大阪、愛知にてオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『MURDER for Two』の上演が決定しました。2022年に引き続き、坂本昌行さんと海宝直人さんが再びタッグを組みます。

「新たな分野の作品」「カオス感が本作の魅力」

ミュージカル『MURDER for Two』は小さな演劇のサマーキャンプで、42ndストリート・ムーンという演劇集団によって生み出された作品で、2013年にオフ・ブロードウェイで上演。2人の役者が計13人のキャラクターを演じ、1台のピアノを前に繰り広げられる110分のサスペンスコメディとなっています。

日本では2016年5~6月に、坂本昌行さん、松尾貴史さんを迎えて初演され、坂本昌行さんは本作で第24回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。2022年には、坂本昌行さん、海宝直人さんの新コンビでBunkamuraシアターコクーンを皮切りに全国33公演が上演されました。

そして3年半ぶりに坂本昌行さんと海宝直人さんが再びタッグを組み、東京、宮城、福岡、新潟、大阪、愛知での上演が決定。初演時に大好評を博した観客参加型の演出が復活します。

坂本さんは3度目の上演にあたって「3度目の上演が決まり、嬉しいのと、大変だなっていうのと、複雑な思いでした。久々に初演時の台本見たんですが、ああ、こんなに、真っ黒になるほど書き込んでいたのかと驚くほどの台本でした。
なぜならこの作品で、僕は11役やらせてもらえるんですが、それぞれが本当に強烈な個性がある役なので、それを入れ替わり立ち替わり演じるためのきっかけを書き込んでいました。2回目の上演から少し期間が空いているので、ほぼ初演の気持ちでまたできると思うと、なんだか嬉しくなります。
前回から引き続き海宝さんと共演できることはとても心強いです。なんでもできちゃう方なので、安心感があります。
皆さまがイメージしているミュージカルとは違うかもしれない、お芝居ともいえない、コントでもない、僕は新たな分野の作品だと思っています。皆さまの目で楽しんでいただき、音楽でも楽しめる、最後には、『うわ、やられたな…』と思ってもらえたら、最高です」とコメントしました。

海宝さんは「前回坂本さんとご一緒させていただき、とてもストイックで芸事に対してまっすぐに向かい合っていらっしゃる方だと強く感じ、稽古の時からたくさん勉強させていただきました。この作品は、出演者は僕たち二人だけで、しかも本番中ほとんど二人で舞台に出ずっぱりですので、お互いにフォローし合いながら演じています。とんでもなく濃いキャラクターたちが次々に顔を覗かせて、どんどん混沌とした、カオス状態になっていくのですが、そのカオス感が本作の魅力でもあると思っています。
とにかくおしゃれで楽しくて、笑える、そして音楽も名曲揃いで魅力的な作品であることは間違いないです。難しいことを考えずに、純粋に楽しんで笑っていただける作品になっていきますので、遊びに来る感覚で劇場に来ていただけたらなと思います」とコメント。

<あらすじ>
偉大なアメリカ人作家のアーサー・ホイットニーが、自らのバースデーパーティーの席で銃に撃たれ、致命傷を負って殺された。現場から1時間と、最も近い町にいた刑事を目指す巡査マーカスは、寡黙な相棒のルーを引き連れ現場に向かう。そこには個性豊かな容疑者たちが立ちはだかる。犯人は、アーサーの有名女優の妻、ダーリアか? それとも第一容疑者として疑われている、プリマドンナのバレットか? はたまた馴れ馴れしい態度で接してくる、精神科医のグリフか?
ベテラン刑事が到着するまでの限られた時間の中で、事件を翻弄する容疑者たち。果たしてマーカスは真犯人を見つけることができるのか? 時間は限られている、急げマーカス!逃げ切れるか真犯人!

オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『MURDER for Two』は9月6日(土)から9月7日(日)までパルテノン多摩 大ホールにてプレビュー公演が行われたのち、9月11日(木)から9月22日(月)までEX THEATER ROPPONGIにて上演。その後、宮城・福岡・新潟・大阪・愛知公演が行われます。公式HPはこちら