ジャニーズアイドルと言えば、歌って踊るだけでなく演劇やミュージカルといった舞台作品にも積極的に出演しています。ジャニーズの始まりが『ウエスト・サイド・ストーリー』だったことからも分かるように、ジャニーズにとって舞台は大切な場所です。そんな舞台で活躍する俳優の中でも才能が光る生田斗真さんをご紹介します!

「俳優」としてのパイオニア・生田斗真

CDデビューが基本のジャニーズアイドルにおいて、CDデビューせず俳優業をメインに活動するのは生田斗真さんがパイオニア的存在と言えます。ドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』の爽やかな演技を始め、『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』『魔王』でのシリアスな演技、『俺の話は長い』でのダメ男っぷりまで多彩な表情が魅力です。2011年には「第53回ブルーリボン賞」にて映画『人間失格』と『ハナミズキ』での演技が評価されジャニーズ初の新人賞を受賞。「東京ドラマアウォード2020」でも主演男優賞を受賞するなど業界でも高く演技力が評価されています。

舞台にも頻繁に出演!珍しい歌唱シーンも楽しめる『Vamp Bamboo Burn~ヴァン! バン! バーン! ~』

生田斗真さんは頻繁に舞台作品に出演されています。2011年には蜷川幸雄さん演出の『ミシマダブル サド侯爵夫人/わが友ヒットラー』に出演。『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(2017年)では菅田将暉さんと共に愛くるしいキャラクターを演じました。真っ暗闇の中で2人が台詞を放つ空間に鳥肌が立ったことを覚えています。

そんな生田さんの歌唱シーンやコミカルな姿を楽しめるのが、劇団☆新感線の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン! バン! バーン! ~』(2016年)。脚本を宮藤官九郎さん、演出をいのうえひでのりさんが務め、小池栄子さん、中村倫也さん、神山智洋(ジャニーズWEST)、橋本じゅんさんなど豪華キャストが出演しています。歌にダンス、立ち回り、そして全力でコメディに挑む生田さんの姿は必見です。

Yurika

『Vamp Bamboo Burn~ヴァン! バン! バーン! ~』はBlu-ray・DVD化されており、生田さんいのうえひでのりさんのインタビューなどの特典も付いています。舞台作品がDVD化されることはそう多くないので、劇団☆新感線が気になっている、生田斗真さんの演技を見てみたいという方はまずDVDから見てみてはいかがでしょうか。