ミュージカルはオリジナル楽曲だけでなく、既存の楽曲を使用した作品もたくさんあります。「ジュークボックス・ミュージカル」と呼ばれるジャンルで、慣れ親しんだヒット曲が使用されているため、あまりミュージカル作品を観たことのない方でも楽しめます!今回はそんなジュークボックス・ミュージカルの中でも、洋楽好きにおすすめの作品をご紹介していきます。
ジュークボックス・ミュージカルの王道!ABBAのヒット曲連発の『マンマ・ミーア!』
ジュークボックス・ミュージカルがヒットするきっかけになったとも言われているミュージカル『マンマ・ミーア!』。「マンマ・ミーア!」、「ダンシング・クイーン」「マネー、マネー、マネー」などABBAの名曲が22曲使用されています。日本では劇団四季で上演がされており、カーテンコールではABBAの楽曲に合わせてみんなで踊るのがお決まり!エーゲ海の島を舞台に、結婚式を控えた女性ソフィと母親のドナを中心にパワフルな女性たちが活躍するハッピーな作品となっています。映画では美しい景色の中で歌い踊るシーンが印象的で、思わず笑顔になれる作品です。
トニー賞14ノミネート!日本上陸も決定した『ムーラン・ルージュ』
2021年トニー賞で13部門14ノミネートを記録した今最もホットなジュークボックス・ミュージカル『ムーラン・ルージュ』。バズ・ラーマン監督が手がけた映画ではニコール・キッドマンとユアン・マクレガーの歌声や、癖になる映像、美しいセットが話題になりました。パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台に、トップの踊り子と若い作家の恋を描いた作品です。
映画では、エルトン・ジョンの「Your Song」やビートルズの「All You Need Is Love」、ホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」など世界的に有名な楽曲が使用されています。日本ではM-1の出囃子で知られるファットボーイ・スリムの「Because We Can」も使用されているので、映画を観ていると思わず体が動くこと間違いなし。
ブロードウェイミュージカルでは映画の世界観を再現した豪華絢爛なセットが話題になりました。さらに楽曲も時代に合わせてバージョンアップ!ケイティ・ペリーの「Firework」やレディー・ガガの「Bad Romance」などの新曲が追加されています。ミュージカル『ムーラン・ルージュ』は日本でも2023年に帝国劇場で上演予定です。
アマゾンオリジナルの令和版『シンデレラ』も名曲揃い!
アマゾンプライムビデオで9月から配信され、今話題となっている実写版ミュージカル映画『シンデレラ』。本作はシンデレラ役を歌手のカミラ・カベロが務め、『アナと雪の女王』『ウィキッド』で知られるイディナ・メンゼルや『キンキーブーツ』でトニー賞受賞のビリー・ポーターなどミュージカルスターも出演。圧巻の歌声を披露しています。
令和版の新たな“シンデレラ”像が多くの共感を呼んでいる本作でも、既存のヒットソングがたくさん登場!ジャネット・ジャクソンの「Rhythm Nation」、結婚式でもお馴染みのデズリー「You Gotta Be」、クイーンの「Somebody To Love」などが楽しめます。これらの楽曲に載せて披露されるダンスシーンはあなたを笑顔にしてくれることでしょう。
ジュークボックス・ミュージカルの中でも代表的な3作品をご紹介しました。音楽好きの方にはぜひ観てほしい作品たちです!有名な楽曲ばかりなので、一緒に口ずさみたくなってしまうかもしれません。