子供から大人まで多くの人を夢中にさせる東京ディズニーリゾート。「1日で園内のアトラクションに何個乗れるのか」というチャレンジを試みた人も多いのではないでしょうか?東京ディズニーリゾートのアトラクションというとスリリングな絶叫系の印象が強いですが、ディズニーの音楽を体感できる、ゆったりとしたアトラクションも心地よいもの。今回は、音楽にフォーカスした東京ディズニーリゾートのおすすめのアトラクションを3つ紹介します。

「美女と野獣”魔法のものがたり”」/東京ディズニーランド

ミュージカル作品としても親しまれている『美女と野獣』の世界を体験できるアトラクションが、東京ディズニーランドにある「美女と野獣”魔法のものがたり”」です。こちらは2020年9月にオープンしたアトラクションで、園内にあるアトラクションの中でも絶大な人気と注目度を誇っています。

ゲストは野獣の城に入り、動く魔法のティーカップに乗って『美女と野獣』の名シーンを巡ります。驚くべきは、魔法のティーカップの乗り心地。音楽に合わせて踊るようにゆったりと動くので、ミュージカルシーンへの没入感に圧倒されます。

名曲「美女と野獣」が流れる大広間のシーンでは、まるでベルと野獣の目線になって自分がワルツを踊っているかのよう。音楽の美しさを体感できるので、「動くミュージカル」といっても過言ではありません。

「ミッキーのフィルハーマジック」/東京ディズニーランド

東京ディズニーランドの「ミッキーのフィルハーマジック」は、音楽コンサートをテーマにした劇場タイプの3Dアトラクション。ミッキーマウスが主催するオーケストラのコンサートを鑑賞するのですが、開演前にドナルドダックがハプニングを起こし、ゲストは彼と一緒にディズニー映画の世界に飛ばされてしまいます。

そこで出会えるのが、『リトルマーメイド』や『ライオンキング』などの印象的な音楽が彩る名シーンの数々。場面によってはスイーツの香りがしたり水が降ったりして、ディズニーソングが流れるたびに驚きの連続です。

『アラジン』の「ホール・ニュー・ワールド」のシーンでは、座席が魔法のじゅうたんのように動きます。誰もが憧れるディズニーのミュージカルシーンを五感で体験するアトラクションです。

「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」/東京ディズニーシー

作曲家のアラン・メンケンが好きな人におすすめしたいアトラクションが、東京ディズニーシーにある「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」。千夜一夜物語に登場する船乗りシンドバッドの大航海を題材にしたボート型のアトラクションなのですが、テーマソングの「コンパス・オブ・ユア・ハート」は、アラン・メンケンがこのアトラクションのためだけに作ったオリジナルソングなのです。

ゆったりとしたメロディーと「人生は冒険だ、地図はないけれど」という口ずさみやすい歌詞が、ゲストを壮大な航海へと誘います。「コンパス・オブ・ユア・ハート」を歌うシンドバッドの声を務めているのは、劇団四季出身の俳優・坂元健児さん。のびやかで安定した歌声は、舞台さながらの聴きごたえです。

さきこ

東京ディズニーリゾートの音楽を楽しむアトラクションを3つ紹介しました。アトラクションというと、ついジェットコースターやティーカップのような乗りごたえのあるものを選びがち。たまには趣向を変えて、スローなアトラクションでゆっくりとディズニーミュージックに聞き入るのもおすすめの楽しみ方です。