『千と千尋の神隠し』は、2001年に上映されてから数々の記録を生み出してきた宮﨑駿監督の不朽の名作アニメです。2003年にはアメリカのアカデミー賞長編アニメーション映画賞を受賞するなど、世界的にもとても人気の高い作品が、なんと2022年2月から舞台化されることで話題になっていますね。いよいよ12月18日から始まる一般発売を前に、注目ポイントをご紹介します。
主要キャストを豪華ダブルキャストで構成!!
今回主人公の千尋役には、上白石萌音さんと橋本環奈さんがダブルキャスト。そして、ハク、カオナシ、リン、釜爺、湯婆婆/銭婆もダブルキャストで構成されます。”ダブルキャスト”の醍醐味は、なんといっても何度でも楽しめること!!同じ作品でも演者によってガラッと雰囲気が変わるので、いろいろな組み合わせでチケットを取るのに悩みそう。さらに「湯婆婆/銭婆」役の夏木マリさんは、映画でも同じ役の声を担当されていたので、実際に舞台でどのように演じられるのかが今から楽しみです。
あの「カオナシ」役にダンサーを起用
映画の中でも印象的な「カオナシ」役に世界的ダンサーの菅原小春さんと辻本知彦さんがWキャストで大抜擢。まさかダンサーを起用するとは思いもよりませんでした。『パプリカ』で振付を共作されたこの二人のアーティストがどのように世にも不思議なカオナシを演じるのか。物語の中のキーマンであるカオナシを人間離れした身体能力で表現するダンサー2人に注目ですね。
「ハク」役は注目の若手俳優
「ハク」役を務めるのは、アニメ映画『天気の子』の主人公役を2000人のオーディションで勝ち取り話題となった醍醐虎汰朗さんと、『レ・ミゼラブル』など注目のミュージカルで活躍するミュージカル界の期待の新星・三浦宏規さんのダブルキャスト。2人ともリモートで舞台監督のジョン・ケアードさんのオーディションに挑み合格されたそう。ハクは、映画の中ではとても神々しくて誰もが魅了される役柄なので、どのようにこの魅力を表現されるのか期待しています。
チケット一般発売が12/18から開始!
東宝創立90周年記念作品として大注目の作品なので、今から初演が待ち遠しいですね。2月から帝国劇場で上演された後、大阪、福岡、北海道、名古屋で公演予定です。詳しくは、公式サイトをご確認ください。
映画公開が今からもう20年も前でありながら、いつまでも色褪せず心に残るアニメ作品。あの素晴らしい世界観がどのように舞台で表現され、個人的にはハクの透明感をどのように演出するのか期待感しかありません。