ジャニーズアイドルグループA.B.C-Zとしてだけではなく俳優としても活躍されている橋本良亮さん。昨年はドラマ初主演。今年の3月には話題の『next to normal』に出演。続いて6月にはミュージカル『スワンキング』で主演が決定するなど俳優として2022年も大忙しの橋本良亮さんをご紹介します。

『コインロッカー・ベイビーズ』の世界に入り込んだ集中力

村上龍さんの小説が原作の『コインロッカー・ベイビーズ』は、コインロッカーに置き去りにされた2人の少年ハシとキクが力強く生き抜いていく姿を描いた音楽劇。キク役のA.B.C-Zの河合郁人さんと出演した2016年初演では、演出家をはじめ共演者とも意見をぶつかり合わせながら挑み“ハシは橋本君だったね”と言われるくらい役にのめり込んでいた姿が印象的でした。

それが2018年の再演に繋がります。公演の前半後半で少年二役をお互いに入れ替わり上演するという難しいダブルキャストに挑戦したことも話題に。対照的なキャラクターを大胆かつ見事に演じ分けていて高い評価を得ます。

ちょうどこの公演の前後にA.B.C-Zのコンサートもあり、役どころの切り替えが難しかったと思います。グループでもメインボーカルとして引っ張っている橋本さんだからこそ、歌唱力だけではなく表現力もさらに磨かれていったのではないでしょうか。

音楽朗読劇で魅せた芝居は、熱心な稽古の賜物

2020年、架空の図書館で司書と読書家に扮した二人の旅人が時空を超えて日本文学の旅をするという 音楽朗読劇『日本文学の旅』の中で、橋本さんは演出家の鈴木勝秀さんから“上達がすごく早い!”と好評価。

その好演もあり翌年 音楽朗読劇『ピース -peace or piece?-』では鈴木さんと再度タッグを組みました。”本番に入ってから伸びるタイプ。ハッシ―自身が考えてくるので翌日の稽古の進行が早くてありがたい”とべた褒めです。共演のベテラン俳優篠井英介さんも“橋本君はスポンジのように相手役から吸収する”とインタビューでも絶賛。「お風呂場でシャンプーしながらも稽古のことを考えている」と貪欲に取り組む姿勢が俳優として出演し続ける人気に繋がっているんですね。

2022年6月主演ミュージカル『スワンキング』上演が決定!!

そして!橋本良亮さん主演『スワンキング』が、2022年6月から東京国際フォーラムでの公演を皮切りに全国4都市にて上演が決定しました。バイエルン王国の国王・ルートヴィヒ二世と作曲家・リヒャルト・ワーグナーという“狂王”と“天才”を描いた原作をもとに、演出家G2さんが新作オリジナルミュージカルを手がけることで話題の作品ですよ。

Chizu

G2さんからは、「センスと勘がよく最終的にはゴールを決める男」として今回主演に抜擢された橋本さん。どんなゴールを決めてくれるのか今から楽しみですね。