夢を口にすることは誰しも可能だ。ではその夢を叶えることができるのは、そのうちの何%だろう。途方もないような夢だと誰かが笑っても、その信念を貫き通すことはできるだろうか。『キングダム』は無謀とも思えるような夢を口にし、それを現実へと変えていく、二人の少年の物語です。

コミックス累計発行部数は9000万部突破。アニメは第4シリーズ放送中。映画は2作目がメガヒット。人気作『キングダム』が、なんと年明け帝国劇場に現れます!!

「歴史上最初の中華統一は たった二人の少年から始まった」

舞台は中国。時は群雄割拠の春秋戦国時代。世は7つの国に分断されていました。そのうちのひとつ秦国において、日々奴隷として扱われながらも、親友である漂とともに剣術に励んでいた信。訳あって王宮に召し上げられた漂と肩を並べることを目指し、日々研鑽を積み重ねていた信の元に、ある日血塗れの漂が帰ってきます。「俺を天下に連れて行ってくれ」そう言い残した漂の言葉を頼りに行くと、そこには死んだはずの漂と瓜二つの少年が!彼は嬴政。秦国の若き王でしたが、彼の弟が王都でクーデターを起こし、王都を追われていたのです。

漂が身代わりになったのだと気が付き、嬴政に怒りを向ける信でしたが、国を背負う嬴政の強さと冷静さを目の当たりにし、やがて行動をともにするように。いざ王都へ舞い戻り、玉座奪還へ!意気揚々と二人が歩み始めた道は修羅の道だったのです…。 「俺は天下の大将軍になる!」と口にする、戦争孤児の信。「中華を統一する最初の王になる」と口にする、玉座を追われた若き王、嬴政。それぞれの途方もない夢を、強い信念を持って現実に変えていくさまは、見ているだけでエネルギーをもらえます。

チーム『キングダム』の魅せる作品の新境地に高まる期待

数々のメディアミックスを経て、万を辞して迎えた舞台化。帝国劇場を舞台に、今度は若き俳優たちが暴れまわります!!

信役には、三浦宏規さん、高野洸さん。嬴政・漂役には、小関裕太さん、牧島輝さんと、数々の人気舞台に出演を果たしてきた若手俳優が主演として名を連ねます。他にも、信と嬴政と行動をともにするようになる河了貂役に川島海荷さん、華優希さん。山の王、楊端和役に乃木坂46の梅澤美波さん、美弥るりかさん。どのキャストも今エネルギーのある若手俳優ばかりで、彼らがいったいどんなパワフルな群像劇を見せてくれるのか、期待が高まります。

もちろん、夢を語る若い彼らを支えるかのように、ベテラン俳優たちもその存在感を見せてくれることでしょう。嬴政の忠臣である昌文君役は小西遼生さん、謎めいた名将軍である王騎役は山口祐一郎さんと、こちらも目が離せません。

他にも、演出は『笑の大学』『ミー・アンド・マイガール』など数々の作品を帝国劇場で手掛けてきた山田和也さん。音楽はアニメの第3・4シリーズも手がけたKOHTA  YAMAMOTOさんと、スタッフ陣もメンバーを揃えてきています。そんな彼らが魅せる、新たな『キングダム』。メディアミックスの度に私たちの期待を超えてきたこの作品の、新境地をお見逃しなく。

Asa

二人の少年が口にする、「天下の大将軍になる」「中華統一の最初の王になる」そんな夢を、誰が可能だと思ったでしょうか。それでも信じて大人たちが力を貸す。そこには打算的な部分も多かったかもしれません。それを力に変えて夢を叶えていく彼らの姿は見ていて少し、眩しいくらいです。