7月〜9月にミュージカル『ファントム』が待望の再演!タイトルロールのファントム役は、2019年に引き続き、加藤和樹さんと城田さんが演じます。
悲しくも美しい、世界中の人々から愛される物語
ガストン・ルルーのベストセラー小説『オペラ座の怪人』を原作としたミュージカル『ファントム』が、7月〜8月に大阪・梅田芸術劇場メインホール、8月〜9月に東京・東京国際フォーラム ホールCにて上演されます。2004年の日本初演以来、人気作品となり、繰り返し再演されている本作。2019年に続き、城田優さんが演出を務めます。
城田さんは2016年に3組の男女の物語をオムニバス形式で描いた『アップル・ツリー』で演出デビュー。2019年に『ファントム』で演出・主演を務め、2021年には米倉涼子さんと共同演出という形でエンタテインメントショー『SHOWTIME』を手掛けました。そして昨年は、劇場を舞台に殺人事件が起こるというミュージカル『カーテンズ』でも演出・主演を務めています。
ミュージカル『ファントム』の脚本と作詞作曲を務めたのは、城田さん主演で、読売演劇大賞 優秀作品賞など4部門を受賞したミュージカル『NINE』を生み出した、脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イェストンのコンビ。城田さんとこのお二人のコンビは縁がある上に相性が良いのですね!
物語の舞台は19世紀後半のパリ。オペラ座の地下には、醜い顔を仮面で隠し、闇の中で生きている青年エリックがいました。歌手を夢見る楽譜売りのクリスティーヌは、オペラ座のパトロンの1人、フィリップ・シャンドン伯爵に歌を気に入られます。オペラ座で歌のレッスンが受けられるように、支配人のキャリエールを紹介してもらえることに。
しかし、クリスティーヌがオペラ座を訪れると、キャリエールはすでに解任されており、新支配人のショレが、妻のカルロッタをプリマドンナに迎え入れていたのでした。
キャリエールはショレに、オペラ座の地下には、自らを「オペラ座の怪人」と呼んでいる幽霊がいることを伝えますが、ショレは取り合いません。一方、クリスティーヌの若さとかわいらしさに嫉妬したカルロッタは、彼女を自分の衣裳係にしてしまいます。
偶然、クリスティーヌの歌声を聴いたファントムは、彼を深く愛してくれた亡き母を思い起こし、秘かに彼女に歌のレッスンをするようになります。コンテストで歌声を披露したクリスティーヌは実力を認められ、『妖精の女王』のタイターニア役に抜擢されます。
シャンドン伯爵はクリスティーヌを祝福し、彼女への恋心を告白。ファントムはそれを絶望的な思いで見送ります。ところが『妖精の女王』の公演初日、声が出なくなってしまったクリスティーヌ。ファントムは失意のクリスティーヌを自分の住処であるオペラ座の地下へ連れて行って…。
加藤和樹×城田優 10年ぶりの共演!
主演のファントム役は、2019年から引き続き、加藤和樹さんと城田優さんのWキャスト。加藤さんと城田さんは、2005年のミュージカル『テニスの王子様』で共演してからの長い付き合いです。
そして、城田さんは、クリスティーヌに想いを寄せ、ファントムと恋敵になる貴公子シャンドン伯爵も演じます。城田さんがシャンドン伯爵で、ファントムが加藤さんというペアでは、なんと2013年の『ロミオ&ジュリエット』以来10年ぶりの共演が実現します。
シャンドン伯爵のダブルキャストには、大野拓朗さん。ミュージカル『プロデューサーズ』や『エニシング・ゴーズ』『シンデレラストーリー』、音楽劇『クラウディア』と、2019年のニューヨーク留学以降さらに活躍を見せています。
ヒロイン クリスティーヌ役は、真彩希帆さんとsaraさんのWキャスト。
雪組トップ娘役として2017年から2021年まで活躍された真彩希帆さん。類い稀な歌唱力を評価され、退団後も『ドン・ジュアン』や『笑う男 The Eternal Love-永遠の愛-』『天使にラブソングを〜シスター・アクト〜』とミュージカル作品を中心に活動しています。
saraさんは2021年にミュージカル『17again』で初舞台を踏み、『GREY』でヒロインに大抜擢されると、昨年は韓国小説が原作の『アーモンド』に出演。2月〜3月には、『ドリームガールズ』に出演しています。
オペラ座のプリマドンナ・カルロッタ役は、石田ニコルさんと皆本麻帆さんのWキャスト。
昨年の『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』での好演が記憶に新しい石田ニコルさん。様々な話題作に出演しており、現在上演中の『MEAN GIRLS』では学園の女王・レジーナを演じます。
石田さんは、「観客が選ぶ!AUDIENCE AWARD 2022」のネクスト俳優部門で第3位にランクインしています!
皆本麻帆さんは、2001年に『Annie』アニー役でデビューして以降、数々の作品で高い評価を受けています。近年ではミュージカル『SMOKE』(2021年)紅役、『セールスマンの死』等に出演していました。
カルロッタの夫でオペラ座の新支配人となるアラン・ショレ役は、表現力豊かな加治将樹さん。舞台『絢爛とか爛漫とか』、『セールスマンの死』、ミュージカル『ブロードウェイと銃弾』などに出演。テレビドラマや舞台、映画とジャンルを問わず活躍しています。
クリスティーヌに優しく手を差し伸べるオペラ座の舞台監督ジャン・クロード役は、ミュージカル『SMOKE』(2021年)で主演の海役を演じた中村翼さん。
文化大臣役は『エリザベート』に出演、4月〜5月には『BACK BEAT』への出演が決まっている加藤将さん。
ファントムの謎を追うルドゥ警部役に、佐藤佐吉演劇賞2013 最優秀主演男優賞受賞の経歴を持つ西郷豊さん。そして、オペラ座の支配人でファントムの謎を知る物語の鍵となる人物、キャリエール役を、前回公演でも同役を務めた岡田浩暉さんが再び演じます。
ミュージカル『ファントム』は、7月22日(土)〜8月6日(日)大阪・梅田芸術劇場メインホール、8月14日(月)〜9月10日(日)に東京・東京国際フォーラム ホールCにて上演です。チケットの一般発売は、大阪公演は5月20日(土)、東京公演は6月3日(土)開始です。公式HPはこちら。
10年ぶりの共演になるという、加藤和樹さんファントム×城田優さんシャンドンの組み合わせは必見ですね!