『愛の不時着』『梨泰院クラス』を始め、『全裸監督』『泣きたい私は猫をかぶる』などヒット作品の多いNetflix。12月から独占配信を開始したのが、Netflix映画『ザ・プロム』です。監督に『glee／グリー』のライアン・マーフィー、キャストにメリル・ストリープやニコール・キッドマンらを迎えるという本気ぶり。今大注目の作品の魅力に迫ります！

海外セレブからも大注目！豪華メンバーでブロードウェイ作品を映像化

2018年にブロードウェイで上演が開始されたミュージカル『ザ・プロム』。19年にはトニー賞6部門にノミネートされた話題作です。今回の映像化では、大ヒットドラマ『glee／グリー』を手がけたことで知られるライアン・マーフィーが監督に。

そしてキャストとして迎えたのが、アカデミー賞ノミネート記録を塗り替えるなど、言うまでもなく世界的スターであるメリル・ストリープ。『プラダを着た悪魔』や『マンマ・ミーア！』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など代表作は数知れず。ニコール・キッドマンは『ムーラン・ルージュ』での美しい歌声が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。他にも実力派俳優が出演しており、Netflixの意欲作であることは間違いなし。海外セレブたちもツイートするなど、すでに世界で注目を集めています。

レズビアンの少女をブロードウェイスターが救う！？

主役は、インディアナ州にある田舎町にいるとある女子高生。彼女は同性の恋人とプロムに行きたいと主張しますが、PTAがそれを許可しません。プロムとは、アメリカやイギリス・カナダなどの高校で学年の最後に開かれるダンスパーティ。ドレスアップしてパートナーと参加するプロムは、高校生にとって一大イベント！『glee／グリー』でもプロムでの波乱はシーズン毎に描かれている定番のイベントです。

そんなプロムに恋人と行きたいだけなのに、それを拒否された。そのツイートを見つけたのは、ブロードウェイスターたち。彼女たちは上演した作品が酷評され、イメージアップのために女子高生を救うことを決意します。自分らしさを貫こうとする少女と、年を重ねるにつれて独りよがりになってしまう大人たち。それぞれの登場人物の悩みに共感しつつ、ハッピー感たっぷりの楽曲に心救われます。