ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイの大ヒットミュージカル作品『モーツァルト!』が帰ってくる!2021年以来、約3年ぶりの本作が帝国劇場で上演されることが決定しました。ヴォルフガング・モーツァルト役を演じるのは、2018 年シーズンから同役を務める古川雄大さんと、初登場で満を持しての帝劇初主演となる京本大我さんです。
「キャリアを捨て裸で挑む」「ずっと夢だと公言してきた作品」
「才能が宿るのは肉体なのか?魂なのか?」というテーマをベースに、モーツァルト35年の生涯に迫るミュージカル『モーツァルト!』。2023年には『ベートーヴェン』が日本初演を迎えたミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイのゴールデンコンビの名作の中でも、特に人気の高い作品と言えるのではないでしょうか。
日本では2002年に初演を迎え、これまで井上芳雄さん、中川晃教さん、山崎育三郎さん、そして古川雄大さんがヴォルフガング・モーツァルト役を務めてきました。2024年8・9月に帝国劇場にて上演されるミュージカル『モーツァルト!』では、古川雄大さんと、本作への出演を熱望していたという京本大我さんがモーツァルト役を務めます。
お二人はミュージカル『エリザベート』(2015~2016 年)で皇太子ルドルフ役としてWキャストを務め、2019 年には古川さんがトート役・京本さんがルドルフ役として舞台上での共演も経験されており、縁のあるお二人のWキャストが実現しました。
『エリザベート』『ロミオ&ジュリエット』『レディ・ベス』『1789 -バスティーユの恋人たち』『マリー・アントワネット』と名作ミュージカルに多数出演し、2023 年には『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』で初の帝劇単独主演を果たした古川雄大さん。
ヴォルフガング役について「これからのミュージカル界を背負っていくような、若さ溢れる俳優がやるべき役」としつつも、「この作品そして役の魅力を味わうとまた挑戦したいと思ってしまう、そんなかけがえのない役」ともコメント。3度目の出演に対して、「皆様に集大成をお見せすることができたら」と意気込みます。
「何より歌の難易度が高く、更にモーツァルトの人生を描く中で様々な表現を求められる。ハードな楽曲の中でその心情を伝える作業は、僕にとって決して簡単ではありませんでした」と語る古川さんは、1度目の出演時は稽古までに1年間の準備期間を経て臨んだのだそう。2度の出演を経て、「生まれたての新鮮な表現がモーツァルトには必要」だと実感した古川さん。3 度目となる今回は「自分自身のキャリアを捨てて、裸で挑もうと思います。そして、この高い壁を初めて乗り越えたいと思っています」と本作に挑む覚悟を綴りました。
SixTONESでのアーティスト活動はもちろん、『エリザベート』『ニュージーズ』『シェルブールの雨傘』などミュージカル作品への経験を着実に積んでいる京本大我さんは、DVD や劇場を通して何十回も観て、「僕がずっと夢だと公言してきた作品」が『モーツァルト!』だと言います。
本作の魅力については「ヴォルフガング自身の苦悩や繊細さ、そして生まれ持った無邪気さなど、観る人を惹き込む人物像も魅力の一つですが、やはり楽曲の素晴らしさには観劇する度にいつも胸を打たれます。『僕こそ音楽』が一番有名だと思いますが、その他にもキャッチーで心を震わせるようなナンバーが沢山あるので、自分が歌わせて頂けることを本当に光栄に思います」とコメント。
「グループ活動だけでなくミュージカルに挑戦する姿も支えて下さっているファンの皆様のお陰」と感謝の想いを胸に、帝国劇場クロージングラインナップ作品の主演として、思い入れの強い帝国劇場のステージに立ちます。
ミュージカル『モーツァルト!』は2024年8~9月に帝国劇場、10月に梅田芸術劇場メインホール、11月に博多座にて上演が行われます。公式HPはこちら