2025 年に建て替えのための休館が発表されている現・帝国劇場(1966 年開場)のクロージング ラインナップが決定。岡野登氏がデザインしたクロージング記念エンブレム “New HISTORY COMING”も合わせて公開されました。
クロージング ラインナップに『Endless SHOCK』『モーツァルト!』『レ・ミゼラブル』が登場
1911年の開場以来、「大衆性と芸術性の融合」を掲げ、数々の演劇を上演してきた帝国劇場。1966 年に開場した第二期・帝国劇場ではオープニング作品として『風と共に去りぬ』が世界初の舞台化(1966 年)、そのミュージカル化(『スカーレット』1970 年)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(1967 年)、『ラ・マンチャの男』(1969 年)、『レ・ミゼラブル』(1987年)、『ミス・サイゴン』(1992 年)の日本初演を上演。
さらにオリジナル・ミュージカル『マリー・アントワネット』(2006 年)、『レディ・ベス』(2014 年)の世界初演の実現、舞台『放浪記』の上演2000回達成、『SHOCK』のミュージカル単独主演記録の更新、東宝版『エリザベート』の2000 年帝劇初演以来のロングラン上演、舞台『千と千尋の神隠し』の今春のロンドン上演へとつながる世界初演(2022 年)など、日本の演劇界を牽引してきた劇場です。
【帝国劇場 クロージング ラインナップ】
2024年1月 『Act ONE』
HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、少年忍者の4グループを中心にSMILE-UP. のタレント 70 名が、それぞれの『Act ONE』(第一幕)を渾身のパフォーマンスで表現する新作。(参考:「どこまでも続くよ、輝く物語」HiHi Jets・美 少年・7 MEN 侍・少年忍者4グループが魅せる『Act ONE』ゲネプロ&開幕記念会見リポート)
2月 『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』
シリーズ累計発行部数 1 億 2000 万部を誇る荒木飛呂彦氏の大人気コミックシリーズ初のミュージカル化。現・帝劇最後の新作オリジナル・ミュージカルとなります。(参考:世界で愛されるジョジョを“リアル”なグランド・ミュージカルに。『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』製作発表記者会見リポート、“ジョジョ”役・松下優也、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』に向き合う中で見せた芸事への覚悟と真摯)
3月 舞台『千と千尋の神隠し』
宮﨑駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』世界初の舞台化の再演。千尋役を橋本環奈さん、上白石萌音さん、川栄李奈さん、福地桃子さんが務め、今年4月からはロンドン・コロシアムでの4か月間の長期公演も決定しています。(参考:舞台『千と千尋の神隠し』2024年公演出演 全キャスト決定&ロンドン・コロシアム5週間の上演延長が決定!)
4・5月/11月 『Endless SHOCK』
2000 年初演以来、帝劇で上演を積み重ねてきた、堂本光一さん主演『SHOCK』。堂本さんによる本作の単独主演記録は、今年 2000 回に達し前人未踏の回数へと積み重なる予定です。
6・7・8月 『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』
昨年夏に日本初演を果たした『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』待望の再演。望海風斗さん・平原綾香さんがサティーン役、井上芳雄さん・甲斐翔真さんがクリスチャン役を昨年に引き続き務めます。(参考:『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』舞台写真到着!)
8・9月 『モーツァルト!』
古川雄大さん・京本大我さんがヴォルフガング・モーツァルト役に。“音楽の天才”モーツァルトの生涯を描いた、ウィーン発ミュージカルを代表する傑作が約3年ぶりの再演です。(参考:古川雄大&京本大我 Wキャストでミュージカル『モーツァルト!』が帝国劇場クロージングラインナップ作品に登場)
10月 『DREAM BOYS』
最旬のアーティストが演じ継ぎ、023年には渡辺翔太さん主演・森本慎太郎さんチャンプ役で話題となった本作。少年たちの挑戦と友情を、エンターテイメント要素をふんだんに盛り込んで描いたオリジナル作品です。(参考:【渡辺翔太×森本慎太郎】夢を追い、夢を届ける。新生『DREAM BOYS』開幕!ゲネプロ&囲み取材リポート)
12月・2025 年1・2月 『レ・ミゼラブル』
1987 年日本初演のミュージカルの金字塔。初演以来、全キャストオーディションで出演者が決定し、数多くのミュージカルスターが誕生しました。
2月 CONCERT『THE BEST ~New HISTORY COMING~』
現・帝国劇場の最終公演は、その掉尾を飾るにふさわしく、また未来に光が射すような、オールスターキャストによるスペシャル・コンサートが予定されています。