『ロミオとジュリエット』『ハムレット』など数々の名作を生み出したイギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア。そんなシェイクスピアを題材にした韓国発ミュージカル『ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち』が、2024年2月に日本での初演を迎えます。
韓国で大好評のミュージカルが日本初上陸!
ミュージカル『ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち』は、実話をもとに作られた韓国発のミュージカル作品です。演劇の街として知られるソウルのテハンノで、2023年3月から5月にかけて上演され、評判を呼びました。
近年、日本でも人気が高まっている韓国ミュージカル。複雑に絡み合う人間模様を描き、熱量のあるストーリーに惹きつけられる人も多いのではないでしょうか。(関連記事:複雑な人間関係と奥深いストーリーが魅力!韓国ミュージカルの世界)
『ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち』の舞台は、18世紀のロンドン。ウィリアム・サミュエル・アイアランドと息子のウィリアム・ヘンリー・アイアランドは、ウィリアム・シェイクスピアを愛する父子です。2人は、シェイクスピアの遺作とされる作品の偽作議論に巻き込まれ、裁判にかけられることに。
そこに、謎の紳士・Hが新しい遺作を持って現れます。『ハムレット』の有名な台詞をもじった、「シェイクスピアの作品なのか、違うのか、それが問題だ」という問いかけの答えとは。ウィリアム父子を待ち受ける結末から、目が離せません。
男性3人だけで作り上げる舞台に注目!
約100分の上演時間中、登場人物は3人のみというシンプルな構成で観客を引き込む『ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち』。
息子のヘンリー役を務めるのは、AmBitiousのメンバー、大内リオンさんです。今回が、ミュージカル単独初主演となる大内さん。「皆さんの期待の遥か上を超えられるように」と意気込み溢れる姿勢に、主役をどう演じるのか、期待も高まります。
父のヘンリー役は、数々の名作ミュージカルに出演してきた経歴を持つ駒田一さん。日本初演30周年を記念した2022年の『ミス・サイゴン』では、実力派ぞろいのキャスト陣において、エンジニア役のクワトロキャストを担当されました。(関連記事:#リベンジ公演 特集①日本初演30周年記念公演!実力派キャスト結集の『ミス・サイゴン』)
そして、劇団四季出身の俳優、岡幸二郎さんが物語のカギともいえるH役に。岡さんは、『オペラ座の怪人』や『レ・ミゼラブル』、名作から2.5次元まで幅広く活躍。シェイクスピア作品を現代風にアレンジしたミュージカル『ロミオ&ジュリエット』にも出演されています。(関連記事:ミュージカルの新星が挑む現代版ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』)
ミュージカル『ウィリアムとウィリアムのウィリアムたち』は、2024年2月10日(土)~12日(月・祝)に、東京・パルテノン多摩 大ホールでプレビュー公演を行います。その後、2月15日(木)~18日(日)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール、2月28日(水)~3月4日(月)に東京・サンシャイン劇場にて上演予定。詳細情報は、公式サイトをご確認ください。
シェイクスピアの遺作は本物か、偽物か。その答えを知りたい方は、フレッシュな主役と脇を固める実力派による日本公演を、ぜひ観に行ってみてくださいね!