映画はもちろん、日本でもミュージカル化された『アダムス・ファミリー』の長女・ウェンズデーを主人公に、ティム・バートン監督が製作総指揮を務めたNetflixドラマ『ウェンズデー』。第80回ゴールデン・グローブ賞テレビドラマ部門(作品賞・女優賞)にノミネートされるなど、勢いの止まらない人気作となっています。

6週連続で視聴1億時間超え!全世界が愛するコメディ&ミステリー

Wednesday. (L to R) Luis Guzmán as Gomez Addams, Catherine Zeta-Jones as Morticia Addams, Issac Ordonez as Pugsley Addams in episode 105 of Wednesday. Cr. © 2022

『アリス・イン・ワンダーランド』などで知られる鬼才ティム・バートン監督が手がけたNetflixドラマ『ウェンズデー』。日本で上演されたミュージカル『アダムス・ファミリー』では昆夏美さんが演じたアダムス一家の長女・ウェンズデーを主人公に、一風変わったネヴァーモア学園での生活を描きます。

Wednesday. (L to R) Thing, Jenna Ortega as Wednesday Addams in episode 104 of Wednesday. Cr. Courtesy of Netflix © 2022

11月に公開された本作は瞬く間に話題となり、配信開始から3週間で累計視聴時間10億2000万時間を記録。配信開始から28日間以内の累計視聴時間が10億時間を越えたのは、『ストレンジャー・シングス 未知の世界 4』『イカゲーム』に次いで3作目。これらの記録を見れば、『ウェンズデー』がいかに全世界から愛されているかが伝わるでしょう。

本作の主人公ウェンズデーは、弟・パグスリーをいじめた生徒が入っているプールにピラニアを放つ…という過度な報復をしてしまったことで、学校を退学に。母親の母校であり、人狼や吸血鬼などの“はみ出し者”が集まるネヴァーモア学園に転校することになります。

Wednesday. Jenna Ortega as Wednesday Addams in episode 101 of Wednesday. Cr. Courtesy Of Netflix © 2022

学園に入って最初の1週間の様子を両親に聞かれたウェンズデーは、こう振り返ります。「2度死にかけて、父が殺人犯の可能性を知る。私は学園を破壊するかも。殺人モンスターに命を救われた。悔しいけどママの言うとおり。ここが好きになりそう」。

積極的にコミュニケーションを取らず、口を開けば正論もしくは悪態をついてしまうため、人と打ち解け合うことが少ないウェンズデー。ですが、ブラックで統一されたファッションや一貫した言動、独特な仕草はどうしても愛らしさを感じてしまいます。学園に魅了されるウェンズデーと同様に、私たち視聴者も個性抜群のウェンズデーに否応なく惹かれていってしまうのです。

主演のジェナ・オルテガが自身で振付したダンスがかっこいい!

本作で話題となっているのが、ウェンズデーがダンスパーティで繰り広げるダンス。彼女のパーソナリティを感じられる独特でキレのあるダンスは、なんとウェンズデー役を務めるジェナ・オルテガさん自身で振り付けしたのだそう。

ダンスで使用されたThe Crampsの楽曲「Goo Goo Muck (原題)」はSpotifyでの再生回数が前月比9,500%以上増加。ダンスシーンに使用されたレディー・ガガの楽曲も同様に急上昇を記録、TikTokでの「#WednesdayAddams」の視聴回数は120億回以上など、ドラマの枠を超えた社会現象が巻き起こっています。

本作の反響を受けて、すでにシーズン2の製作も発表されています。数々のヒット作に続く、新たなNetflixを代表するドラマシリーズとなりそうです。『ウェンズデー』の視聴はこちら

Yurika

“はみ出し者”の学園の中でもはみ出してしまうほど、個性あふれるウェンズデー。自分の信念を貫く彼女を愛さずにはいられません。