2025年3月、日生劇場にてミュージカル『イリュージョニスト』の上演が決定。2021年1月にコロナ禍の影響でコンサートバージョンでの上演となった本作が4年の歳月を経て、遂に再始動。2021年時のキャストが再集結し、フルバージョンでの上演となります。

目の前に見えているものは果たして真実か?それとも虚偽なのか?

ピューリッツァー賞を受賞した作家、スティーヴン・ミルハウザーによる短編小説『Eisenheimthe Illusionist(幻影師、アイゼンハイム)』。2006年にはエドワード・ノートン主演にて映画化され、ウィーンを舞台に、天才幻影師と公爵令嬢の禁断の愛、傾国の危機が迫るオーストリア皇太子の苦悩、嘘と真実に翻弄される人間模様を、巧みなストーリー展開と華麗なトリックで描き話題となりました。

この作品を、ミュージカル『タイタニック』『グランドホテル』『パジャマゲーム』などで知られるトム・サザーランドさんが演出を手がけ、世界初演の新作オリジナルミュージカルとして2021年1月に上演を予定していた『イリュージョニスト』。主人公アイゼンハイム役として出演を予定していた三浦春馬さんが亡くなり、コロナ禍の猛威も襲った本作は、演出内容を変更し、3日間のみのコンサートバージョンでの上演となりました。

2021年舞台写真より(撮影:岡千里)

そして4年の歳月を経て、2025年、日生劇場にてフルバージョンでの上演が決定しました。主人公の幻影師(イリュージョニスト)アイゼンハイム役に海宝直人さん、皇太子レオポルド役に成河さん、公爵令嬢ソフィ役に愛希れいかさん、ウール警部役に栗原英雄さん、そして興行主ジーガ役を濱田めぐみさんと、2021年のコンサートバージョンと同じ豪華実力派キャストが勢揃いします。

<ストーリー>
舞台は19世紀末、ウィーン。栄華を極めたハプスブルク帝国の斜陽。イリュージョニスト・アイゼンハイムは、興行主ジーガと共に世界中を巡業していた。ウィーンでの公演中、偶然にもアイゼンハイムは幼い頃恋心を寄せ合った公爵令嬢、ソフィと再会する。だが、ソフィはオーストリア皇太子レオポルドの婚約者となっていた。
傾国の危機を救うために、過激な思想に傾倒する皇太子に対し、ソフィは心の内では疑念を抱く。ひそかに逢瀬を重ね、変わらぬ愛を確かめ合うアイゼンハイムとソフィ。
皇太子は二人の間柄を疑い、ウール警部に偵察させる。ついに密会を知った皇太子は、怒りのあまり剣を手にソフィの後を追い…
目の前に見えているものは果たして真実か?それとも虚偽なのか?

ミュージカル『イリュージョニスト』は2025年3月に東京・日生劇場、2025年4月に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演予定。公式HPはこちら