韓国で社会現象を起こした『ミセン』が、日本発のオリジナルミュージカルとして製作されることが決定。ホリプロと韓国のクリエイターが初めてタッグを組みます。囲碁のプロ棋士になる夢が絶たれ、商社のインターンとして働くことになる主人公のチャン・グレを演じるのはミュージカル初主演の前田公輝さんです。

“サラリーマンのバイブル”がミュージカルに

『ミセン』は韓国のウェブコミック・WEBTOON(ウェブトゥーン)で大ヒットし、コミックスは累計300万部を突破。さらにドラマ化され、韓国のエミー賞と言われる百想芸術大賞など、2014 年度のドラマ賞を総なめにし、「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を起こした大ヒット作品です。

日本では、2016年よりピッコマにて連載され、同年、フジテレビ系にてリメイクドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』が放送。第20回文化庁メディア芸術祭では、マンガ部門 優秀賞を受賞しています。

そんな話題作が世界で初めてミュージカルに。脚本・歌詞をオ・ルピナ/キム・ソラの共同脚本・歌詞、音楽をチェ・ジョンユンが担当。ホリプロが初めて韓国のクリエイター陣とオリジナルミュージカルを創作することとなります。韓国にてワークショップを行うなど、新たな創作過程を経て上演に向けて準備をしていくとのこと。

そして囲碁のプロ棋士になる夢が絶たれ商社のインターンとして働くことになる主人公のチャン・グレ役を、NHK 連続テレビ小説『ちむどんどん』や、現在フジテレビ系にて放送中の連続ドラマ『366日』に出演中、2023年にはミュージカル『スリル・ミー』に出演した前田公輝さんが演じます。

グレが所属することになる営業3課のオ・サンシク課長に橋本じゅんさん、グレの母親とワーキングマザーでありオ課長の同期ソン・ジヨンの一人二役に安蘭けいさん、グレの同期インターン社員に清水くるみさん(アン・ヨンイ役)、内海啓貴さん(ハン・ソンニュル役)、糸川耀士郎さん(チャン・ベッキ役)ほか、石川禅さん、中井智彦さん、あべこうじさん、東山光明さんなど、魅力的な俳優陣が物語を彩ります。

タイトルの「ミセン」とは囲碁用語で、漢字では「未生」。「死に石」に見えても、まだ完全な「死に石」ではなく、どちらにも転ぶ石のことを言います。人生は自分の選択次第であらゆる道に進むことができる。「自分らしく生きること」とは何か。社会の縮図である会社、という世界を通して現代社会で働き生きる全ての人に希望を与える物語です。

<チャン・グレ役 前田公輝コメント>
韓国で“サラリーマンのバイブル”と称されるほどの漫画「ミセン」。
ドラマでもさらなる社会現象を起こし、日本でもリメイクされたこの作品の主人公を、演じられることを嬉しく思います。
この作品は、世の中で生きていくための人生のヒントや、一生懸命に向きあうための、励ましが詰め込まれている作品だと思います。
初めてミュージカルの主演を務めさせていただきますが、しっかりと作品に向き合って、役とともに僕自身も成長していきたいと思います。劇場でお待ちしています。

ミュージカル『ミセン』は2025年1月に大阪、2月に愛知・東京ほかで上演予定。公式HPはこちら