シェイクスピア全作品と江戸末期の人気講談「天保水滸伝」を見事に織り込んだ井上ひさしさんの傑作戯曲『天保十二年のシェイクスピア』。藤田俊太郎さんが演出を手がけた2020年版も日生劇場で上演され、大きな話題を呼びました。2024年12月の上演では、浦井健治さんが主演、藤田俊太郎さんが演出を務め、約4年ぶりに日生劇場へ新たな姿で蘇ります。

浦井健治ら2020年キャストが再集結

『リア王』『ハムレット』『ロミオとジュリエット』など世界中で上演されつづけるシェイクスピア作品。その全作品を横糸、江戸末期の人気講談「天保水滸伝」を縦糸として、見事なまでに織り込んだ井上ひさしさんの傑作戯曲が『天保十二年のシェイクスピア』です。

1974年に上演されて以降、いのうえひでのりさんや蜷川幸雄さんなどが演出を務め、2020年日生劇場・梅田芸術劇場公演では藤田俊太郎さんが演出を務めました。

そして2024年12月、再び日生劇場に『天保十二年のシェイクスピア』が帰ってきます。主演を務めるのは、2020年の同公演では「きじるしの王次」役を務めた浦井健治さん。

また同じく2020年版に出演した唯月ふうかさん、土井ケイトさん、阿部裕さん、玉置孝匡さん、章平さん、そして、梅沢昌代さんと木場勝己さんが続投します。また今回新たな配役として、大貫勇輔さんと猪野広樹さん、綾凰華さん、瀬奈じゅんさん、中村梅雀さんの出演が決定。

演出は2020年同公演で第28回読売演劇大賞最優秀演出家賞、第42回松尾芸能賞優秀賞を受賞した演劇界のトップランナーである藤田俊太郎さん。音楽は同じく第 28 回読売演劇大賞優秀スタッフ賞を受賞し、あらゆるジャンルで日本の音楽シーンをけん引する宮川彬良さんが、再びタッグを組みます。

カオスで包まれる絢爛豪華な祝祭音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』。上演は2024年12月に東京・日生劇場、2025年1月に大阪(劇場名は追って発表)、福岡・博多座、富山・オーバード・ホール、愛知・愛知県芸術劇場にて上演が行われます。公式HPはこちら