『ハリー・ポッターと呪いの子』のジャック・ソーンが脚本を手がけ、『リーマン・トリロジー』の演出家サム・メンデスと舞台美術家エス・デブリンが組んだ『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』。ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)として日本の映画館にて7月5日(金)から公開されています。
「劇作家ジャック・ソーンによる激しくも滑稽な新作戯曲」
英国ナショナル・シアターが厳選した舞台作品を映画館で上映するナショナル・シアター・ライブ(NTLive)。7月5日(金)から公開されているのは、ローレンス・オリヴィエ賞最優秀主演男優賞も受賞した話題作『The Motive and The Cue(ザ・モーティヴ&ザ・キュー)』です。
『ハリー・ポッターと呪いの子』のジャック・ソーンが脚本、『リーマン・トリロジー』の演出家サム・メンデスと、『リーマン・トリロジー』でトニー賞演劇装置デザイン賞を受賞したエス・デヴリンが舞台デザインを手がけた本作。
主演をマーク・ゲイティスとジョニー・フリンが務め、ローレンス・オリヴィエ賞では作品賞と、マーク・ゲイティスが主演男優賞、サム・メンデスが演出賞にノミネート。マーク・ゲイティス(ジョン・ギールグッド役)はローレンス・オリヴィエ賞最優秀主演男優賞を受賞しました。
マーク・ゲイティスはドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』にてシャーロック・ホームズの兄マイクロフト役を務めたことでも記憶に新しいのではないでしょうか。
<ストーリー>
1964年、エリザベス・テイラーと結婚したばかりのリチャード・バートンは、ジョン・ギールグッドの厳格な演出のもと、ブロードウェイの実験的な新作『ハムレット』でタイトルロールを演じることになった。しかしリハーサルが進むにつれ、2つの時代の演劇が衝突し、俳優と演出家のコラボレーションはやがて崩壊の危機を迎える。
演劇の国・イギリスが、シェイクスピアの『ハムレット』を通して演劇界を描き、タイムズ紙は「サム・メンデス監督による完璧な演出」と絶賛。本作の台詞でも「役者と役。そこから始まり、2つは切り離せない」とある通り、役者たちの生き様が投影された話題作です。
『ザ・モーティヴ&ザ・キュー』はTOHOシネマズ日本橋、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズららぽーと横浜などで上映。上映予定時間は2時間48分です。公式HPはこちら
「マーク・ゲイティスはキャリア最高の演技を見せた」(Telegraph)とも評価された本作。日本にいながらイギリスで今話題の作品を観られるチャンスです!