2021年から毎年平均2本のオリジナルミュージカルを発表し続ける劇団「東のボルゾイ」。2024年9月11日(水)から上演されるのは、“恋とハイで前後不覚のお祭りミュージカル”『ソフトパワー』です。
「嘘をつくこと」「信じること」を通して、想像力の無限の可能性を描く
自己に潜む差別意識に向き合う『IBUKI』(2023)、結婚目前で倫理観がぐらつくカップルを描いた『イエスと言え』(2023)など社会を映し出す現代劇としてオリジナルミュージカルや音楽介在会話劇を製作してきた東のボルゾイ。
新作『ソフトパワー』について東のボルゾイ主宰の島川柊さん(脚本)、久野飛鳥さん(作曲)、大舘実佐子さん(演出)は「真実性や誠実さが過剰に求められる現代において、苦しさを感じている人々を描き、「嘘をつくこと」「信じること」を通して、想像力の無限の可能性を表現します」とコメント。
また「同時に、今作では日本の民謡や伝統芸能のエッセンスを多く取り入れ、日本オリジナルミュージカルとしての独創性を追求しています」とのこと。本作では音楽的にも新たな試みが見られそうです。
劇団唐組で『歌妖曲〜中川大志之丞変化〜』などにも出演している福本雄樹さん、浅利演出事務所『夢から醒めた夢』で主演・ピコ役を務めた四宮吏桜さん、東のボルゾイ『IBUKI』にも出演した仲井真徹さん、ミュージカル・ストレートプレイ・2.5次元作品など幅広く出演する井坂茜さん、舞台・映像・ラジオCM・ナレーションなどでも活躍する佐野剛さんらが出演します。
東のボルゾイ第七回公演 新作ミュージカル『ソフトパワー』は2024年9月11日(水)から9月15日(日)まで中目黒キンケロ・シアターにて上演。公式HPはこちら
東のボルゾイの作品は、いつも現代の身近な私たちについて考えさせられます。本作ではどのような“今”が描かれるのでしょうか。