ブロードウェイで2018年〜2020年に上演された『FROZEN』。エルサの魔法にプロジェクションマッピングを活用!圧巻すぎるエンターテイメントに魅了されました。(2019年4月・St. James Theatre)

エルサの魔法をプロジェクションマッピングで再現!

『アナと雪の女王』と言えば、主人公エルサが使う何でも凍らせる魔法が特徴的。舞台では再現が難しいのでは?と思われますが、ブロードウェイではプロジェクションマッピングやクリスタルを駆使して表現。劇場が徐々に凍っていき、エルサが創り出す幻想的な世界に思わず心奪われます。

そして、なんといっても見所は1幕ラストで歌われる名曲「Let It Go」!手袋を外すと風に飛ばされていくシーンも再現されており、「良い子でいよう」と抑えていたエルサが徐々に自分らしさを見つけ自分を解放していく様を描いています。エルサの歌声は圧巻そのもの。劇場では拍手喝采の嵐!感動の渦の中で鳥肌が立ち、自然と涙が溢れる瞬間でした。「Let It Go」のパフォーマンスはYouTubeで観ることができますので、ぜひその感動を味わってみてください。

全員が主役!映画で脇役のあの人にもテーマソングが!?

ブロードウェイ版『FROZEN』は、映画では脇役だった人物にもオリジナルソングが与えられています。なんとサウナ付きの山小屋主人・オーケンにも!楽曲を手がけたのは「Let It Go」の作曲者ロバート・ロペス。全てのキャラクターに愛着が持てるようになっており、アニメ版よりさらに作品を好きになりました。もちろんオラフも大活躍!パペットを使いながら愛くるしさとお茶目さがたっぷりと表現されています。

また、アナとエルサの子供時代を演じる子役たちは演技力バッチリ、可愛さ満点!特にエルサ役の子はお転婆な様子を表現豊かに演じており、観客みんながメロメロでした。

Yurika

観劇後は幸せで胸がいっぱいになり、ニューヨーク滞在中になんとかもう一度観られないかと画策したほど魅了されました。しかし『FROZEN』はコロナ禍の影響で上演劇場が閉鎖に追い込まれ、公演終了に。いつかもう一度、ブロードウェイで観られることを願うばかりです。