7月に東京建物 Brillia HALLにて開幕するミュージカル『ジェイミー』。英国BBCで放送されたドキュメンタリー番組を基に製作され、ローレンス・オリヴィエ賞5部門にノミネートした大ヒットミュージカルで、2021年にはAmazon Prime videoで映画化。日本では2021年に初演を迎え、待望の再演となります。ジェイミー役の三浦宏規さん、髙橋颯さん(WATWING)らがプレイベントに臨みました。
「誰も知らない」「ビューティフル」「頭の中の壁」歌唱パフォーマンス
ミュージカル『ジェイミー』プレイベントではまず「誰も知らない」「ビューティフル」「頭の中の壁」の歌唱パフォーマンスが行われ、三浦宏規さん、髙橋颯さん(WATWING)、唯月ふうかさん、遥海さん、神里優希さん、吉高志音さん、小向なるさん、里中将道さん、澤田真里愛さん、東間一貴さん、星野勇太さん、元榮菜摘さん、リコさん(HUNNY BEE)が登場しました。

「誰も知らない」は本作を象徴するオープニングナンバー。キャッチーなメロディーに乗せてキャストが歌い踊り、ポジティブなエネルギーで会場を満たすと自然に手拍子が巻き起こります。

髙橋颯さんは4年前の初演を思い出させ、“ジェイミーが帰ってきた!”と思わせるような憑依っぷりでジェイミーを生き生きと演じ、カメラアピールするなど会場を盛り上げます。

三浦宏規さんはエネルギッシュながら妖艶な表情を見せ、新たなジェイミーの姿に期待が高まります。2人は何度も顔を見合わせてアイコンタクトを取るなど、チームワークもバッチリ。
続いてプリティ役の唯月ふうかさんと遥海さんが「ビューティフル」を歌唱。「誰も知らない」とは打って変わり、エモーショナルな楽曲で魅せます。

一音ずつ、一言ずつ丁寧に紡ぎ、透き通る歌声を響かせる唯月さんと、深い海のような温かい歌声で包み込む遥海さん。正反対ながら実力派のお二人が魅せるそれぞれのプリティが涙を誘います。劇中ではより感動的なシーンとなるはずです。
そして最後に、ジェイミー役の三浦さん、高橋さんが「頭の中の壁」を披露。いつも明るいジェイミーの不安や葛藤が見える楽曲です。

切なさを含んだ多彩な歌声が印象的な三浦さんと、暗い底からも真っ直ぐに光に手を伸ばすような伸びやかさのある高橋さん。それぞれのジェイミーの世界が垣間見えたところで、歌唱パフォーマンスは終了となりました。
「大好きな作品に出演できて夢みたい」「青春します!」
歌唱後は、三浦宏規さん、髙橋颯さん、安蘭けいさん、石川禅さん、唯月ふうかさん、遥海さん、神里優希さん、吉高志音さん、岸祐二さん、泉見洋平さん、渡辺大輔さんによるトークセッションが行われました。
「大好きな作品にこうして出演できることが夢みたい」と出演の喜びを語った三浦さん。知り合いのドラァグクイーンの方とお食事をする機会があり、「どうしてドラァグクイーンになろうと思ったんですか?」と質問すると「どうしてとかじゃない、理由なんてないよ。サッカー選手になりたいとか、プロ野球選手になりたいとか思う感覚と同じものだよ」という答えが返ってきたそう。

「僕もクラシックバレエを初めて見た時にその感覚になったので、僕とジェイミーの共通点はそこかなと思いました。バレエも男性ではやる人の数が少なく、偏見を持たれることもあったことも思い出しました」と役作りの手掛かりとなったことを明かします。
初演に続いての出演となる髙橋さんは「前回は右も左もわからない中で、しどろもどろの状態だったんですけれども、ダンスだったり、澄んだような、耳を幸せにするような歌を歌うことだったり、お芝居を通して、素晴らしい俳優の皆さんとセッションして、色々な化学反応を生んで、それが熱となっていいものになったら」と意気込みます。

パフォーマンスでは堂々としたジェイミーの姿で魅了した髙橋さんですが、トークセッション中は「まとめるのが苦手だから」とアワアワされ、三浦さんが手を添えたり、石川禅さんが肩を組んだりと周囲が放っておけない愛されキャラを発揮。カンパニーの温かく和やかな雰囲気を生み出していました。

ジェイミーの母マーガレットを演じる安蘭けいさんは2人の息子ジェイミーに「それぞれの魅力があって本当に可愛い」と微笑みます。「ビジュアル撮影ではどっちが前回やってた?と思うくらい颯くんが固くて(笑)フレッシュで、三浦くんは堂々としていて。実際にやってみたらどうなんだろうというのが楽しみで仕方がないです。それぞれの個性を爆発させてやってほしい」と愛あるエールを送られました。
伝説のドラァグクイーン、ロコ・シャネル(ヒューゴ)を演じる石川禅さんは「大好きな作品で、待ちに待った4年ぶりの再演」と喜びます。ビジュアル撮影では自然とポーズが取れたようで、「ドラァグクイーン、楽しいです!」と語ります。

プリティ役の唯月ふうかさんは「初演の時に客席から観劇していて、皆さんがキラキラしていて眩しくて、凄くハッピーな作品だなと思っていたので、まさか自分がこの作品に飛び込めるなんて、今からとても楽しみです。ジェイミーの背中をふっと押せるように、そして(観客の)皆さんの背中も押せるように、フレッシュに若くいきたいと思います。青春します!」と意気込みます。

遥海さんはプリティ役について「今まで母の役をやらせて頂いていたので、学生の役はチャレンジング」としながら、「ふうちゃんと一緒にジェイミーを温かく包み込むように頑張っていきたいと思います。私も青春します!」と唯月さんと既に仲を深めていらっしゃるご様子でした。
クラスのトップに君臨する生徒ディーンを演じる神里優希さんは「チームワークが良いなと感じておりまして、既にこの作品に関わらせていただけて幸せ」と圧巻のパフォーマンスを魅せた充実感が伺えます。

吉高志音さんは「明日への活力に満ち溢れた作品だと思いますので、1人でも多くの方に見ていただけるよう頑張りたい」と意気込みました。
ジェイミーの父とドラァグクイーンのサンドラの二役を演じる岸祐二さんは「お父さんとしては思い切り皆さんに嫌われるように、ドラァグクイーンの方では思いきり好かれるように、というのを目標に楽しみたい」とコメント。
ドラァグクイーンのライカ・バージン役の泉見洋平さんは「ジェイミーが自分の個性に目覚めて、その扉を開いていくお手伝いができることを嬉しく思っています。大切なメッセージを受け取っていただきたい」と語ります。

「やりたかった役がやっときた」と語ったのは、ドラァグクイーンのトレイ・ソフィスティケイ役の渡辺大輔さん。「一度はドラァグクイーンにならないと」とずっと思っていたという渡辺さんは、ビジュアル撮影でもご自身の姿に「非常に綺麗だなと、自分でも思うくらい仕上げてくださった」と満足気に語ります。
泉見さんも「4年経っていると気持ちも振り出しに戻っているので、ちょっと戸惑いがあったんですけれども、メーキャップして頂いてウィッグをつけて頂いて、衣装も纏わせて頂くと…やっぱり可愛い(笑)」と自画自賛。皆さんドラァグクイーンの姿を楽しまれているようです。
ジェイミーは15cmの赤いピンヒールを履き、踊るシーンも。三浦さんは「年々体が大きくなってきているので、自分の足首が耐えられるのかな」と心配し、「足が取れちゃいそう」な感覚に陥ったと明かします。「相当鍛えないとなと思い、先日まで浪速のフランスの方に1ヶ月行っていたので(ミュージカル『レ・ミゼラブル』大阪公演に出演)、スーツケースに入れてヒールを持って行って、ホテルで怪我をしないように気をつけながら練習していました」と明かしました。

ミュージカル『ジェイミー』は2025年7月9日(水)から7月27日(日)まで東京建物 Brillia HALLにて上演。8月には大阪公演(新歌舞伎座)、愛知公演(愛知県芸術劇場 大ホール)が行われます。公式HPはこちら

一度聴いただけで口ずさみたくなるキャッチーな音楽と共に、自分らしく生きる強さ、美しさを教えてくれる『ジェイミー』。コロナ禍に明るい希望をもらったことを覚えています。ジェイミー役の三浦さんと髙橋さん、プリティ役の唯月さんと遥海さんはそれぞれ全く異なる歌声、個性を持たれていることが印象的。Wキャストでの化学反応に期待が高まりました。