『アラジン』や『美女と野獣』、『塔の上のラプンツェル』といった作品を手掛けた、ディズニーの伝説的アニメーターであるグレン・キーンさん。『フェイフェイと月の冒険』は、彼の初監督作品です。この世に不可能なんてないと信じて、自力で月に住む女神へ会いに行ってしまう主人公の女の子、フェイフェイ。彼女の行動力や、月の世界を冒険するなかで育む”変化を受け入れる心の強さ”は、私たちに困難・変化へ立ち向かう勇気を与えてくれます。 そんな『フェイフェイと月の冒険』の魅力をまとめてみました。

グレン・キーン監督が惚れ込んだ、フェイフェイの意思に・行動に注目!

「月には”真実の愛”を抱えた女神様がいる。ずっと昔に亡くした愛しの彼に、いつかまた会えると信じながら、永遠の時を過ごしている」

幼いころに母が教えてくれた、月の女神様の伝説。その伝説を、フェイフェイはずっと信じていました。月には本当に女神様がいると。この世には、永遠に変わらない真実の愛があると。でも、病気で母が亡くなってから4年後、父が再婚相手を連れてきたことに困惑してしまいます。パパは、ママとの真実の愛を忘れてしまったの?

そして、フェイフェイはなんと自力でロケットを作り、月にいる女神様のもとへと飛び立ちます。月の女神様の伝説は本当だった、だから永遠に変わらない真実の愛も本当にあるはずだと、父に証明するために。自分の信じているものを信じぬき、自分が実現したいことを実現できると疑わないフェイフェイをみていると、不思議と勇気が湧いてきます。

絢爛豪華で華々しく幻想的、という言葉でもまだ言い足りない、圧巻のミュージカルシーン!

『フェイフェイと月の冒険』の魅力は、物語やキャラクターだけではありません。ミュージカルアニメーションと呼ばれるに相応しく、 ミュージカルシーンがふんだんに盛り込まれています。全8曲もの書下ろし楽曲に、ブロードウェイで活躍するスターたちの本格的な歌唱パフォーマンス。特に、月の女神様であるチャンウーの登場シーンは圧巻です。歌も、演出も、こまやかに描かれるチャンウーの力強いパフォーマンスも。そのクオリティの高さには声を失います。

Kei

永遠に変わらない真実の愛があることを証明するために、月へと向かうフェイフェイ。 彼女の冒険の結末は、ぜひNetflixでご覧ください。