2月13日(土)より東京のEXシアター有明にてミュージカル『アーモンド』が上演されます。原作は韓国の小説家ソン・ウォンピョンのベストセラー小説。豪華キャストを迎えての日本初演となる今作の見どころを紹介します。
2020年本屋大賞翻訳小説部門第1位!怒りや恐怖を感じることのできない少年が愛を知る
ミュージカル『アーモンド』は、2017年に韓国で出版されたソン・ウォンピョン著の同名小説をミュージカル化した作品。2022年に韓国でミュージカル化され、2025年に再演された人気作がEXシアター有明にて⽇本初上演を迎えます。
原作となる小説は現在まで世界30か国以上で翻訳・出版され、累計販売部数250万部を突破しました。日本では2019年に矢島暁子さんの翻訳で出版されており、2020年の本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれています。
〈ストーリー〉
生まれつき扁桃体が小さく、怒りや恐怖を感じることができない16歳の高校生、ユンジェ。祖母から「かわいい怪物」と呼ばれた彼は、眼の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、黙ってその光景を見つめているだけだった。事件によって一人ぼっちになった彼の前に現れたのは、もう一人の“怪物”ゴニ。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく。
感情がわからない無表情のユンジェと、感情をコントロールできない攻撃的なゴニ。正反対の二人が出会い、お互いの足りないものを補っていくかのように調和していく姿に心がじんわりと温まります。原作小説は、感情を理解することが難しいユンジェの視点から、淡々とした筆致で物語が進んでいきます。ミュージカルでは、言葉にできない感情や、ユンジェとゴニの間に生まれる心の変化が、歌や音楽によってどのように表現されるのか注目です。
日本初演にふさわしい魅力あふれる豪華キャスト
ミュージカル『アーモンド』の日本初演では豪華キャストが作品の世界観を鮮やかに彩ります。
主演のユンジェ役にWキャストとして、ミュージカル『愛の不時着』の日本公演に出演し、韓国のボーイズグループ「THE BOYZ」のメンバーとしてリーダーも務めるサンヨンさん。
同じくユンジェ役に、ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』『レイディ・ベス』に出演、男性グループ「SOLIDEMO」のメインボーカルとしても活動する手島章斗さん。
ユンジェと交流を深める感情を抑えられない少年・ゴニ役にWキャストとして、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』『母さん、ラブソングです。』、ミュージカル『最後の事件』などに出演の矢崎広さん。
同じくゴニ役に、秋元康さんプロデュースグループ「MATSURI」の柳田優樹さん。
走ることが好きでユンジェに影響を与える活発な少女ドラ役に、ミュージカル『ヴィンチェンツォ』『GYPSY』に出演の元・日向坂46の富田鈴花さん。
ユンジェの母親の友人でユンジェの良き理解者であるシム博士役に、ミュージカル『夜明けにコーヒーを』『バグダッド・カフェ』に出演、劇団四季出身の坂元健児さん。
ユンジェの母親役に、元宝塚歌劇団月組トップスターで、ミュージカル『ニュージーズ』『レベッカ』に出演の霧矢大夢さん。
ゴニの父親・ユン教授役にミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『クリスマス・キャロル』に出演の吉田栄作さん。
ユンジェの祖母役にミュージカル『ピピン』『ファニー・ガール』に出演の中尾ミエさん。
その他、可知寛子さん、中谷優心さん、加藤翔多郎さん、本宮在真さん、坪井蒼さんと舞台で活躍する個性豊かなキャストがそろいました。魅力あふれる方々が舞台上に並ぶ光景を想像するだけで、興奮で胸が高鳴ります。
上演台本・演出は温かみのある作品で人気の小山ゆうな
ミュージカル『アーモンド』の上演台本と演出を務めるのは劇作家、脚本家、演出家として活躍する小山ゆうなさん。小山さんは幼少期をドイツのハンブルクで過ごし、帰国後に早稲田大学第一文学部演劇専修を卒業。劇団NLT演出部を経て、フリーの演出家となりました。2011年から演劇ユニット「雷ストレンジャーズ」を主催。2017年に演出・翻訳を手がけた『チック』が第10回小田島雄志・翻訳戯曲賞、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞しています。その他にもミュージカル『梨泰院クラス』『バグダッド・カフェ』『ディア・エヴァン・ハンセン』などの演出を手がけており、小山さんの作品は心がじんわり温かくなると評判です。
『バグダッド・カフェ』で小山さんの演出を受けた経験のある坂元健児さんは「演出の小山さんと再びご一緒出来る事が本当に嬉しくて、お話を頂いた時は心の中でガッツポーズでした」とコメント。原作読了後にすぐそばにいたかのような感覚に包まれた登場人物たちが、小山さんの演出でどのように舞台の上で生きるのか楽しみでなりません。
ミュージカル『アーモンド』は2027年2月13日(土)から2月28日(日)まで東京のEXシアター有明にて、3月5日(金)から3月8日(月)まで大阪のオリックス劇場にて上演。公式サイトはこちら。
原作の小説を読んでいると、シム博士の落ち着いた口調や優しさは、坂元健児さんに適役だと感じました。また矢崎広さんの演じるゴニはとても見応えがあるだろうと期待しており、今から観劇が待ちきれません。




















