1992年にウーピー・ゴールドバーグ主演で公開され、アメリカでは6ヵ月のロングランヒットとなったコメディー映画『天使にラブ・ソングを…』。ブロードウェイでミュージカル上演され、日本上演も行われた人気作です。1作目公開から20年以上の月日を経て第3作目の制作が公表された本作を今一度振り返ります。
01 しがないクラブ歌手とシスターたちの歌声が奇跡を起こす!?
アメリカネバダ州リノの『ムーンライトラウンジ』のクラブ歌手のデロリスは、マフィアのボス・ヴィンスの愛人として日々を過ごしていました。しかし、ヴィンスが裏切り者を始末している場面を目撃し、命を狙われてしまいます。警察に重要参考人として保護されたデロリスはヴィンスの裁判が始まるまで、カトリック系の聖キャサリン修道院に「シスター・メアリー・クラレンス」として匿われることに。幼少期から反抗的だったデロリスは、閉鎖的な生活に反発していましたが、院長から聖歌隊に入るよう命じられます。
歌手であった経験を活かし歌が下手だったシスターたちを鍛え上げ、毎週のミサも満員になるなど町中の人気者になった聖歌隊。その噂を聞いたローマ教皇がミサに訪れることになり、シスターたちと練習に励んでいたデロリスでしたが、警察内部の情報が漏れ、ミサの前日に誘拐されてしまいます。
02 第3作目の制作も発表!ブロードウェイでも上演された不動の人気作
主演のウーピー・ゴールドバーグの人気を決定づけ、1993年に続編『天使にラブ・ソングを2』が公開。2011年にはウーピーがプロデューサーとして参加し、ブロードウェイ・ミュージカルとして上演されました。日本でも過去2回来日公演が行われるなど、映画の公開から時が経った今でも不動の人気を誇ります。2020年にも、3回目の来日公演が上演される予定でしたが新型コロナの影響で中止となりました。
しかし、ウォルト・ディズニー・カンパニーが投資家向けイベントで、シリーズ第3作目の制作を発表。ウーピーも出演することがあわせて公表されました。ディズニーの動画配信サービス「Disney+」向けとのことですが、公開日は未定です。
以前映画を観たことがありましたが、改めてデロリスやシスターたちが巻き起こす騒動や、見事な歌唱シーンを観ていると、少し気持ちが晴れやかになりました。(シスターたちの力でしょうか…?)気持ちが落ち込んでしまう日々が続く今だからこそ、第3作目の公開前に復習してみるのもおすすめです!