アマゾンプライムビデオで9月に配信が開始され、注目を集めている実写ミュージカル映画『シンデレラ』。既存のヒットソングを多数使用したジュークボックス・ミュージカルの形式をとっているだけでなく、オリジナル楽曲「Million To One」も注目を集めています。今回はカミラ・カベロが歌うシンデレラ(エラ)のテーマソング「Million To One」の歌詞についてご紹介していきます。

チャンスを掴むことを夢見るシンデレラ

王子様が迎えに来て、幸せにしてくれる。そんな既存のイメージを覆し、自ら夢をつかみにいく姿が今回の『シンデレラ』の大きな見どころの1つ。彼女は大好きなドレスを作るデザイナーになることを夢見て、日々密かにドレス作りに勤しんでいます。そんな彼女の日常を描いた歌詞がこちら。

「Daydreaming again, all I need is a chance」

“また夢見てる、いつだって私に必要なのはチャンスなの”と歌うシンデレラ。彼女に必要なのは、幸せにしてくれる王子様ではなく、夢を掴むチャンス。実際に王子様から求婚されても、シンデレラは“私の夢はどうなるの?”と問いかけます。舞踏会に行くのも、自分がデザインしたドレスを見せるため。チャンスさえあれば、自分で夢を叶えてみせる。そんな彼女の強さを感じさせられるフレーズです。

100万分の1の可能性だったとしても

「If it’s a million to one, I’m gonna be that one」

サビで歌われているこの歌詞は、SNS等でも多くの共感の声が挙がっています。訳するならば、“もし100万分の1の可能性だったとしても、私はその1人になってみせる”。“女性は商売できない”と言われる古風な国の中で、めげずにドレスデザイナーになることを目指すシンデレラの孤独と決意溢れる歌詞です。あなたが、誰もが不可能だ、できっこないと言うことにチャレンジしようとしている時。この歌詞を口ずさめば、自信を持って前に進めるかもしれません。

さらに、このフレーズの前には「The World’s half-asleep, It’s gonna wake up and see」という歌詞があります。“世界は寝ぼけているけれど、目を覚ませば(シンデレラの成功を)見ることになる”だろうと。たとえ今自分が認められていなくても、時代や周囲の意識が変われば、世界が変わることをシンデレラは知っているのです。だから夢を諦めようとしない。今まで世界を変えてきたあらゆる人たちも、同じような志だったことでしょう。女性だけでなく、夢を叶えようとする全ての人に贈りたい歌詞です。

Yurika

“もし世界が暗闇に包まれているなら私が太陽になる”と誓う歌詞は、コロナ禍でどんよりとしがちな気分を明るく照らしてくれているようです。公式YouTubeでは「Million To One」のOfficial Videoが公開されています。