2021年11月1日をもって活動を終えるジャニーズグループ・V6。デビューから26年、6人のメンバーそれぞれが得意分野で活躍の場を築いてきました。リーダーの坂本昌行さんは、ミュージカルを中心に舞台経験を積んできた方。高い歌唱力と幅広い表情を見せる舞台俳優、坂本昌行さんをご紹介します!

海外アーティストが認めた歌唱力の持ち主

1995年にV6としてCDデビューを果たした坂本昌行さんは「歌が上手いジャニーズランキング」で名前が挙がるほど、その歌唱力には定評があります。

1999年にはMarsa Sakamoto名義でディズニー映画『ターザン』の劇中歌の吹き替えを担当。フィル・コリンズさんの楽曲が印象的な同作において、キーの高さをものともせず、伸びやかに甘く歌いあげました。奥行きのあるまろやかな歌声は、フィル・コリンズさん本人からも高く評価されています。

ジャニーズの枠にとらわれない、ひとりの舞台俳優として築いたキャリア

坂本さんは持ち前の歌唱力と存在感で数々のミュージカル作品で活躍してきました。2000年代は初の単独主演となった『シェルブールの雨傘』を皮切りに、『フットルース』、『THE BOY FROM OZ』などで主演を重ねます。

タイトルロールを演じた『ZORRO THE MUSICAL』(2011年)では、オーディションで主役を射止め、舞台俳優としての実力を証明。その後も『TOP HAT』、『Oslo』など、これまでの主演舞台は24作にものぼります。

読売演劇大賞を受賞!12役をコミカルに演じ分ける『マーダー・フォー・トゥー』

2016年に出演したオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『マーダー・フォー・トゥー』では、たった2人の出演者が役を演じ分け、ピアノの弾き語りまで披露する、唯一無二のミュージカルに挑戦。とある殺人事件をめぐって、刑事と多数の容疑者がやりとりする様子を描いた本作において、すべての容疑者役を演じた坂本さん。表現力豊かな声色を活かし、少年や女性を含む12役を見事に演じ分けました。同作での演技が評価され、第24回読売演劇大賞において優秀男優賞を受賞しています。

『マーダー・フォー・トゥー』は2022年1〜2月に再演が決定!海宝直人さんと新たなタッグを組み、坂本さんが難役に再び挑みます。ソロ活動の第1歩目となる舞台出演ということもあり、注目が集まっています。

Sasha

多くの舞台で主演を務めてきた坂本昌行さんはこれからも活躍が楽しみな舞台俳優の1人です。現在はV6として最後の全国ツアー真っ最中。11月1日まで無事に駆け抜けられるように応援していきたいですね。