1961年にブロードウェイ、1964年に日本で初演され、トニー賞7冠に輝いたコメディミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』。昨年に引き続きNEWSの増田貴久さん主演で11月より再演されます!11月6日からの一般発売に先駆け、今回の再演の見どころを紹介します。(昨年の観劇レポートはこちら)
唯月ふうかをはじめとする新キャストを迎え、よりパワーアップして再演!
今回の再演版では、フィンチに想いを寄せる秘書・ローズマリー役を唯月ふうかさんが演じます。唯月さんは、ミュージカル『ピーターパン』で3年間主役を務めた他、『レ・ミゼラブル』ではエポニーヌ役を熱演されました。来年にはミュージカル版『四月は君の嘘』のリベンジ公演も決まっています。コメディミュージカルは初めてとのことですので、増田さん演じるフィンチや、林愛夏さん演じるスミティとの掛け合いなど要注目です!また、社長・ビグリー役に『レ・ミゼラブル』や『エリザベート』など数々のミュージカルで活躍されている石川禅さん、人事部長・ブラッド役には5年ぶりのミュージカル出演となる黒須洋嗣さんが新たに加わります。演出と振付は昨年に引き続き、2011年版(ハリーポッターシリーズのハリー役でお馴染み、ダニエル・ラドクリフさん主演)で振付補を担当していたクリス・ベイリーさんが担当されます。
パワフルな歌とダンスが印象的な『ハウ・トゥー・サクシード』筆者的オススメシーン
『ハウ・トゥー・サクシード』の見どころといえば、明るく楽しくなれるパワフルな歌とダンス!大勢のサラリーマンや、それぞれポップなカラーのスーツを着こなす秘書など、フィンチを含めた社員たちが歌い踊ります。ちなみにYouTubeで昨年上演された様子を一部観ることができ、映像からでもその勢いが伝わってきます。
元気な印象の強いミュージカルではありますが、登場人物たちの些細な心情を表現したシーンも多くあります。ここで筆者お気に入りのシーンを第1幕と第2幕から一つずつご紹介します。まず、第1幕の『Been A Long Day(邦題:長い一日)』。ローズマリーが少し気になっているフィンチ、食事に誘ってくれないかなとフィンチへアプローチをするローズマリー、その間を取り持つローズマリーの友人スミティ。仕事終わりのエレベーターの中で繰り広げられる恋の駆け引きに、なんとも甘酸っぱい気持ちになります。
次に第2幕の『I Believe In You(邦題:君を信じてる)』を歌う場面。トイレの鏡に映る自分の姿に胸の内を語り、自身を鼓舞するよう歌い上げるフィンチ。順調に出世しているからこそ不安に思ってしまうフィンチの心を、少し垣間見ることができます。
いよいよ11月6日に一般発売!今回もチケット争奪戦は必須だと思いますが、昨年は追加席や、追加公演などもありましたので、『ハウ・トゥー・サクシード』の公式Twitterなどで順次情報をチェックすることをオススメします!