J-POP音楽を使ったミュージカル短編作品『Tokyo Jukebox Musicals』。全4話の構成で、12月4日に第1話の配信が開始されました。演劇メディアAudienceを運営する合同会社ONE LIGHTが企画製作を行った作品ということで、どこよりも詳しく本作の見所についてご紹介します!

J-POP音楽×ミュージカルの新ジャンル #JPOPミュージカル

オリジナル楽曲ではなく、既存の音楽を使用したミュージカルジャンル・ジュークボックスミュージカル。『マンマ・ミーア!』や2023年に日本公演も予定されている『ムーラン・ルージュ』などが知られています。2021年トニー賞作品賞ノミネート作品は3作品全てがジュークボックスミュージカルであり、世界で今トレンドのミュージカルジャンルと言えます。

『Tokyo Jukebox Musicals』は、J-POP音楽を使用したジュークボックスミュージカル。#JPOPミュージカルという新たなジャンルを生み出すことで、ミュージカルをより多くの人に知っていただき、身近に感じていただけることを目指しています。第1話では藤井風さんの「何なんw」をミュージカル化。残り3作品もどの楽曲が使用されるのか、ぜひご注目ください。

ミュージカル業界の未来を担う若手クリエイター&多様なキャストが集結

作品監督(脚本・演出・振付)を担当するのは、舞台俳優として活動する傍ら、ミュージカル『イリュージョニスト』などの演出助手を担当し、クリエイターユニットNEM KiTとしてミュージカル『雨漏りのするキャバレー』(作・作詞・演出・振付)を手掛けるなど、日本オリジナルミュージカルのクリエイターとして若手新世代の中でも注目を集める隈元梨乃さん。助監督に山本こころさん、音楽に中村ゆずさん、撮影編集・映像ディレクターに尾曲凱さんと20代の若手クリエイターが中心となって製作した作品となっています。

物語の主軸となる4名のキャストには、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン かぐや姫の恋人』人間ルナ役で話題となったMARISAさん(color-code)、ミュージカル『しゃばけ弍~空のビードロ・畳紙』お雛役やミュージカル『美少女戦士セーラームーン かぐや姫の恋人』プリンセス・スノー・カグヤ役で活躍する岡村さやかさんを始め、横山みずほさん、三橋千鶴さんらが出演しています。

今を生きる人たちに贈る、『Tokyo Jukebox Musicals』

本作『Tokyo Jukebox Musicals』は、様々な年代の4名の日本人女性が主人公。20〜30代の女性に対し、アンケート調査を実施した中で見えてきた今の悩みや不安、J-POP音楽が頭の中に流れる瞬間を反映させています。時代の変化に伴う価値観の多様化や生き方への悩みなど、リアルな日常を描いた作品に仕上がっています。

●あらすじ
30歳を目前に控えたあいこ(MARISA)は転職したばかりで毎日がてんやわんや。うまくいったりいかなかったりな日常のあれこれを語りに彼女が足を運ぶのは、店主ルリ子(三橋千鶴)が営むダイニングバー「東京蓄音箱(トーキョージュークボックス)」。
ぬか漬けと瞑想にハマるエステティシャンことこ(岡村さやか)や新卒フリーランサーのちこ(横山みずほ)と、今日も悩んで喋って、歌って踊る…?

多くの人にミュージカルを知ってもらいたい!YouTube配信×クラウドファンディング実施中

今までミュージカルには馴染みのなかった方にも、ミュージカルの魅力・パワーを感じていただきたい。そんな思いから生まれた本作では、YouTubeにて無料配信を実施。若者に今最も近いプラットフォームの1つであり、「歌ってみた」「踊ってみた」など視聴者参加型のコンテンツ制作が魅力のYouTubeで配信することで、よりミュージカルの敷居を下げ、「一部の人が劇場に観に行くもの」ではなく「すぐ見られる・自分たちも参加できるもの」へと変化させます。

さらに製作費の資金調達を目指し、クラウドファンディングに挑戦。リターンにはキャストからのサンクス動画や特別稽古動画の公開、エンドロールにお名前掲載など、プロジェクトの一員として動画の製作過程を体感できる内容を用意。支援者参加型で事業を成功させるクラウドファンディングの手法を活かし、あらゆる人々とミュージカル文化を盛り上げていくことを目指しています。

Yurika

YouTubeではいつでも・どこでも・何度でも見られるのも嬉しいポイント!脚本にどんな意味が込められているのか、それぞれのキャラクターに共感できる部分はあるかなど、様々な観点から作品を楽しんでみてください。第2話は12月11日(土)配信予定です。