J.K.ローリングさんの小説が原作の映画『ハリー・ポッター』シリーズ。第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)の全米公開から、今年で20周年を迎えました。セレブレーションにふさわしい同窓会番組から映画シリーズの最新情報まで、作品ファン(通称:ポッタリアン)が胸を高鳴らせる「魔法界」の旬なニュースをお届けします!※記事執筆時点でのリリース情報に基づきます。

俳優陣がホグワーツに集結!同窓会のような特別番組が1月1日に配信予定!

映画公開20周年を記念し、アメリカの配信サービス大手HBOマックスは特別番組を制作中。「Harry Potter 20th Anniversary: Return to Hogwarts」というタイトルを冠し、映画『ハリー・ポッター』シリーズを支えた俳優たちがホグワーツ魔法魔術学校に大集合します。

公開された予告動画では、世界がその成長過程を見届けたダニエル・ラドクリフさん、ルパート・グリントさん、エマ・ワトソンさんの3人組が再会し、撮影当時の思い出話に花を咲かせる仲睦まじい姿が。大食堂での豪華なパーティーを楽しむ学友や教授陣の姿も見ることができ、同窓会の和やかな雰囲気が伝わりました。冷酷な闇の魔法使いを演じたレイフ・ファインズさんやヘレナ・ボナム・カーターさんは撮影秘話を明かし、映画では決して見せなかったやわらかい表情が垣間見えます。

同番組は2022年1月1日にHBOマックスにて、アメリカと一部の国・エリアで配信予定。日本での放送は未定ですが、ハリーたちの同窓会に参加したい!と言う声は日本でも多いはず。ポッタリアンのみなさんと一緒に吉報を待ちたいと思います。

20周年に寄せて監督が言及!『ハリー・ポッターと呪いの子』映画化の可能性

20周年を迎えるにあたり、シリーズ第1作第2作の監督を務めたクリス・コロンバス監督が『ハリー・ポッター』シリーズへの思いを語りました。雑誌『ハリウッド・リポーター』11月のインタビュー記事では、小説に書き表された魔法界をスクリーンに映し出した最初の監督として、作品と歩んだ日々を振り返っています。

コロンバス監督は作品の今後にも触れ、舞台作品として好評の『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化に意欲的な姿勢を見せました。この舞台は映画の完結編『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』から約19年後の物語で、大人になったハリーやその子供たちが登場する大人気作。ロンドンで観劇して以来、その映画化を構想してきたというコロンバス監督は「ダニエル、ルパート、エマがそのままの役を演じてくれたら、映画としてこの上ない」とコメントし、ハリー・ポッター第2章の始動を期待させています。

セレブレーションイヤーは始まったばかり。東京では「ハリー・ポッターと魔法の歴史 特別展」が東京ステーションギャラリーにて開催中。こちらは大英図書館の国際巡回展で、魔法魔術に関する古い所蔵品や原作者J.K.ローリングさんの直筆原稿など、貴重な資料を間近で見られるチャンスです。(2022年3月27日(日)まで)

Sasha

2022年には新たな作品が続々と登場。映画スピンオフシリーズの最新作『ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日(金)公開。そして日本人キャストによる舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のロングラン公演は7月8日(金)開幕予定です。新たな歴史を紡ぐスペクタクルファンタジーにはこれからも世界の熱い視線が注がれそうですね。