3月は受験シーズンの大詰めであり、各学校で合格発表が行われます。中でも宝塚音楽学校の合格発表の様子は、テレビの特集で見たことのある方も多いのではないでしょうか?難関のイメージが強い宝塚音楽学校の入学試験とはどんなものなのか、気になりますよね。宝塚音楽学校の入学試験について、その内容から受験資格、倍率の傾向まで詳しく調べてみました。

宝塚音楽学校ではどんな入学試験が行われるの?

宝塚歌劇団に入団できるのは、宝塚音楽学校の卒業生のみ。タカラジェンヌを目指す女性たちにとって、宝塚音楽学校の入学試験は第一関門だといえるでしょう。宝塚音楽学校では、通常の中学・高校とは異なるフローで入学試験を実施しています。

第1次試験:面接
第2次試験:面接・歌唱・舞踊
第3次試験:面接・健康診断

このような試験形式となったのは、実は2009年以降。第1次試験が面接のみに変わっただけでなく、3回全ての試験に面接が組み込まれました。2次試験では歌唱・舞踊の実技試験が課せられることから、ミュージカルに必要な技能を備えていることも、合格に欠かせないポイントです。しかし、ひとりひとりの個性や資質、才能といった内面は、実技試験だけで見極められるものではありません。どんなタカラジェンヌとして成長していくのか、その将来性を判断するために面接重視のスタンスが取られているといえます。2022年の第3次試験合格者発表は3月30日に行われました。

宝塚音楽学校は狭き門?倍率や受験資格が知りたい

宝塚音楽学校に入学するためには3回の試験を乗り越えなければならず、まさに「狭き門」といえるかもしれません。また、定員に対して受験者数が多いため、倍率も高くなります。ここ数年は25倍前後で推移していましたが、2021年度にはコロナ禍の影響もあって、今世紀最小の倍率となりました。とはいえ依然として高い倍率から、合格の難しさが伝わってきます。ちなみに宝塚音楽学校史上の最高倍率は、1994年度の48.2倍。他に類を見ない数字には、驚きを隠せません。

さらに、宝塚音楽学校の受験には一定の年齢制限があります。15歳から18歳の女性が対象となっており、計4回の受験が可能。チャンスが限られているからこそ、見事合格した受験生の嬉し涙にはぐっと心を掴まれます。

宝塚音楽学校の生徒から未来のトップスターが誕生!

念願の宝塚音楽学校に入学した生徒たちは、声楽やバレエ、ダンス、演劇の基礎を学んでいきます。2年の学校生活を通じて、タカラジェンヌとして必要な力が身につけられるでしょう。

仲間たちと切磋琢磨しながら卒業を迎えた暁には、いよいよ宝塚歌劇団の初舞台が待っています。新しい世代から未来のトップスターが誕生するかもしれないと考えると、ワクワクしませんか?宝塚音楽学校の入学試験に臨む受験生を、ぜひ見守ってあげてくださいね。

もこ

宝塚音楽学校の合格発表シーンはよく見るものの、試験内容までは知らなかったので、本当に「狭き門」だと実感しました。合格者の皆さんがタカラジェンヌとして活躍することを心から応援しています!