肌寒くなり秋を感じる今日この頃。今年は、盛大なハロウィンパーティーも再開しそうです。仮装パレードや、ホームパーティそれぞれの楽しみ方があります。そこで今回は、ハロウィンに観たい映画を6作品ピックアップ。

演劇メディアAudienceらしく、ミュージカルや舞台化された作品、逆に舞台やミュージカルから映画化された作品を集めてみました。仮装のアイディアにするもよし、ホームパーティで流すもよし。ぜひ本記事を参考にしてみてください。

ハロウィン・シーズンといえば、あの不気味な一家

『アダムス・ファミリー』(1991年)
不気味なお屋敷に住む風変わりなアダムス・ファミリー。ある日、生き別れの家族があらわれますが、それは家を乗っとろうとするニセモノでした…。

知る人ぞ知る有名な不気味ファミリーといえば、本作でしょう。チャールズ・アダムスの人気コミック『アダムスのお化け一家』が原作です。2008年にブロードウェイでミュージカル化されて以来、海外や日本でも上演され続けています。

ハロウィンが近づくと観たくなる本作の世界観はハロウィンそのもの!衣装も真似しやすく、仮装にもぴったりです。

奇抜な世界観がハロウィンにぴったり!【ティム・バートン監督作品

『チャーリーとチョコレート工場』(2005年)
貧しくも幸せに暮らす少年チャーリー。ある日、近所にある不思議なチョコレート工場の中を見学できるというゴールデン・チケットを当てます。

ティム・バートン監督の奇抜な世界の代表作!原作は、ロアルド・ダールの児童小説『チョコレート工場の秘密』です。2013年に、ロンドンのウエスト・エンドにあるシアター・ロイヤルでミュージカル化されました。2017年にはブロードウェイでも上演。

大きなハットをかぶったジョニー・デップが印象的な本作。作中に出てくるウォンカチョコは、輸入雑貨店で売っていることもあります。ハロウィンに家族で観るのもおすすめです!

③『シザーハンズ』(1990年)
人里離れたお屋敷に住む両手がハサミのピュアな心を持った人造人間のエドワード。ある日、化粧品セールスの娘・ペグに恋をしてしまいます。

ティム・バートンとジョニー・デップによる、奇才タッグの名作!2005年に、ロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場で舞台化され、日本でも上演を果たしています。

涙なしでは観ることができない感動作。わたしも大好きな作品です!ハードルの高いコスチュームかな?と思いましたが、なんとエドワードの衣装は売っていました。やってみたいという方は、ぜひ。

④『スウィーニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』(2007年)R15
舞台は19世紀のロンドン。無罪の罪で投獄された男が、名前や姿を変えてロンドンのフリート街に帰ってきました。スウィニー・トッドと名乗り15年ぶりに理髪店を再開します。復讐を企てますが…。

1979年の同名ミュージカルが原案。ブロードウェイではトニー賞を受賞しました。

残忍な連続殺人鬼を描いている作品ということで、R15となっています。大人だけのハロウィンパーティーで、ゾクゾクさせられる本作はいかがでしょうか。

定番のルックスは仮装にも人気【ブロードウェイ・ミュージカル】

⑤『アニー』(2014年)
ニューヨーク市長候補のスタックスは、車にひかれそうになっていた少女アニーを助けました。児童養護施設で暮らすアニーは来るはずのない両親を待ち続け…。

名作ブロードウェイ・ミュージカルといえば『アニー』。映画作品としては、何度もリメイクされていますが、今回はそのなかでも新しい作品をご紹介します。ミュージカル同様、どんな困難も明るく乗り切るアニーに元気をもらえる作品です。

クルクルの赤毛が特徴的なアニーは、子供から大人まで真似しやすいコスチューム!ミュージカル気分で、楽しいパーティーに!

⑥『キャッツ』(2019年)
ロンドンの片隅にあるゴミ捨て場に迷い込んでしまった臆病な白猫ヴィクトリア。そこにいたのは、個性豊かな猫集団「ジェリクルキャッツ」でした。そしてその日の夜は、特別な夜に…。

不動の人気ミュージカル『キャッツ』。豪華なキャストは、話題を集めました。

仮装もしやすくハロウィンにぴったりのミュージカル映画。ミュージカルは大ヒットしましたが、残念ながら映画作品はゴールデンラズベリー賞を総なめしてしまうほどの酷評っぷり。そんなに?という好奇心で、ミュージカルと比較して観てみるのがおすすめです!

菜梨 みどり

これまで、映画のコスチュームを試したことはなかったわたしですが、執筆をしていたらトライしてみたくなりました!ネットで買える衣装もいくつかあったので、ぜひチェックしてみてください。