ウェストエンドとはロンドンの金融街シティから西側、美術館巡りやショッピングが楽しめるエリアのこと。劇場も多く集まり、ロンドンで上演されるミュージカルをいつしかウェストエンド・ミュージカルと呼ぶようになりました。
01 400年の歴史ある演劇街
![](https://engeki-audience.com/wp-content/uploads/2021/05/GcwLgN7MPCP4Et87jMs6E1DkY9N89mn2ul5vQXdNO2cmviQwz3Y1XsRUaojly7WdHw1mnqxGZKDdyrcP8w3UYp2SbX8SgacVhmZN.jpg)
ロンドンは16世紀シェイクスピアの時代から演劇が盛んな街。テムズ川沿いのグローブ座をはじめ、現在も大小100を超える劇場が点在しています。ピカデリー・サーカス周辺には風格あるレンガ造りの劇場があちこちにあり、歩くだけで気分が高揚します!
![](https://engeki-audience.com/wp-content/uploads/2021/05/ei8EFkJNiNQh9CLTrDpsdG0fgIsoxdTmzdDi9yxcIRpt5H2MATsTJbXXJ6qKVSfN3muU0kUXgE39RcWoEO7utj5SC2kswmohuBng.jpg)
王室にちなんだ名前の劇場があるのも特徴的。そのひとつ、ロイヤル・アルバート・ホールでは毎年2月にローレンス・オリヴィエ賞授賞式を開催。ロンドン版トニー賞ともいえるこの賞では、ミュージカルと演劇に加え、オペラ、舞踊も評価対象です。
02 ウェストエンド発の人気ミュージカル
ブロードウェイに劣らず、ロンドンは名作初演の地。イギリスと周辺国の文化にルーツを持つ、ドラマ性の高い作品が多く制作されてきました。日本公演でも長く愛され、映画化もされた『レ・ミゼラブル』『オペラ座の怪人』そして『キャッツ』は、もはやミュージカルの代名詞ですね。
![](https://engeki-audience.com/wp-content/uploads/2021/05/OGILXLCkYkqLEFrMf5tBE6nWttOgMYxrKGuFmbD1xHJyzict3I0nee9j9T67foff3g5idl7uzz7a6Oi70BA9h05EIyrZqMO4edka.jpg)
そのほか日本で上演されたものでは『ミー・アンド・マイガール』『ミス・サイゴン』『マンマ・ミーア!』『ビリー・エリオット』などがウェストエンド初演。ディズニー作品では唯一、原作がイギリス児童文学の『メリー・ポピンズ』が挙げられます。
![](https://engeki-audience.com/wp-content/uploads/2021/05/tZA49BvBm219Q2fccOqO8fUNDK9ZQTmq2Zgsm7jhKn8GQNuMF7BhbJqXxaCUWKzAsW0fa0OQdrDflUBMFtbABVD4VtBXogOW66jG-500x500.jpg)
ロンドンではミュージカルの他にストレートプレイや上質な大道芸も楽しめます。 古くから人々がパフォーマンスに親しんできた場所での舞台鑑賞は格別の時間です。