『キングダム』舞台化のニュースをTwitterで見ていたら、リツイートで「脚本、藤沢文翁さんだ!これは絶対かっこよくなる!」「脚本文翁さんなの?観たい!」という声が!舞台を作るのは俳優だけではありません。今日は重要な鍵のひとつを握る脚本家に注目!
「藤沢朗読劇」という新しい朗読劇の形を確立
ミュージカル、ストリートプレイ、音楽劇、朗読劇と、幅広いジャンルにおいて、国内外で活躍する藤沢文翁さん。彼が脚本家や演出家として、他の追随を許さないのは、その名を銘打った「藤沢朗読劇」というジャンルを確立したことによります。
「藤沢朗読劇」は、彼が戯曲脚本や演出を学んだ英国で演じられていた音楽朗読劇を、独自に改良した新しい劇スタイルです。
「朗読劇」とは、舞台の上はマイクスタンドのみ。その前で声優が、台本を読みながら、声だけで演技をする劇作品スタイルです。音楽や照明は多少ありますがそれがメインではなく、今声に出されているキャラクターの表情や、場面のスケールなどの具体的なイメージは観客の想像力に委ねられます。
そこに生演奏で音楽を加えたり、場合によっては映像を流したりして、よりライブ感を加えたものが「音楽朗読劇」です。ではそれにさらに改良を加えられた「藤沢朗読劇」はどんなものでしょう?
観客の心の中にだけ存在する「空想の舞台」をつくる
藤沢文翁さんが手掛けるプロジェクトの一つ、「Reading High」は、藤沢文翁さんとSony Music Entertainmentがコラボして手掛ける音楽朗読劇です。従来の音楽朗読劇よりも、音楽性の追求とテクノロジーの融合面で進化し、朗読劇の「声優が脚本を読んで演じる」「世界を観客の想像力に委ねる」という良さを残しつつ、その想像力をさらに掻き立てるような演出がなされます。これぞ、新しい朗読劇の形、3.5次元エンターテイメントです。
他にもプロダクションI.G、東映アニメーション他各社とコラボした「Thiatrica- Live」、東宝とコラボした「VOICARION」など、それぞれ一体どんな演出がされているのか、想像するだけでもわくわくします。
舞台上にセットがあり、演出の音楽があり、俳優が縦横無尽に動き回って全身でキャラクターを演じる演劇とは違い、観客に委ねられる余白の部分の多い音楽朗読劇。その人だけの作品となること間違いなしです。
音楽朗読劇ってなんだか面白そうだと思ったそこのあなた!藤沢文翁さんの音楽朗読劇最新作 『VOICARION XVI 大阪声歌舞伎 拾弐人目の服部半蔵』は12/3〜4に大阪新歌舞伎座で公演予定!また、『VOICARION XV 博多座声歌舞伎 拾弐人目の服部半蔵』も11/5〜6に福岡博多座で公演予定です!新しい劇の形を、あなたも経験してみませんか?