『HERO』『アンフェア』シリーズの脚本家、秦建日子さんが書き下ろす、新作サスペンス『トムラウシ』。理不尽な世界で無謀な挑戦をする主人公と、それを取り巻く謎多きキャラクターたち、さらに、手に汗握る展開を加速させるのは、キャストたちによる和太鼓の生演奏!新しい舞台となること間違いなしの本作の魅力をご紹介していきます。
「こんな理不尽な世界はおかしい。あんたたちも、そのおかしさに気づいているはずだ」
国による不当逮捕が横行していたある日、国民的俳優である大和仁もまた、ありえない理由で逮捕されてしまいます。収容されたのは脱獄不可能といわれる雪深い「トムラウシ監獄」。同室となった個性豊かな囚人たち含め全員が100年強制労働の刑を言い渡されているこの監獄は、誰もが理不尽だと分かっているのに、それを「おかしい」と言わない歪んだ世界となっていました。
運命を諦めるのではなく、自分で選んでいくことにした大和が選んだ道は、なんと「脱獄」。大和は無事に脱獄できるのでしょうか、それとも…?そして、理不尽なこの世界で、彼らが本当に戦うべき相手とは何なのでしょうか?
サスペンスに和太鼓、ドレス姿で銃!?
本作の主人公は、『ウルトラマンオーブ』で主人公を務めた、石黒英雄さん。そして、脱獄不可能な監獄の監獄長役を、空手家の角田信朗さんと、タレントの宮迫博之さんがダブルキャストで演じます。そして、ヒロインとして序盤の鍵を握る梨花役には大湖せしるさん。他にも、個性豊かな若手俳優たちが脇を固めます。
しかも宣材写真では、監獄のお話のはずなのに美しいドレス姿のキャストも…?公式Twitterでは銃を握っている写真もあり、ますますどんなお話なのか期待が高まります。
雪深い監獄というひとつの小さな閉ざされた世界で、一体どんなストーリーが繰り広げられるのでしょうか。公演は2/4(土)から2/12(日)に自由劇場にて行われます。チケット販売はこちらから!考えさせられる一作になること、間違いありません。
絶対脱出不可能な監獄を脱獄するストーリーは、「ショーシャンクの空に」を始めとし人々の心を掴んできました。それは不可能を可能にする彼らに、自分たちの夢や希望のような思いを託している側面があるのかもしれません。 世界で理不尽な問題が多く起きているいま、私たちは、何が正しくて、当たり前となっていることが果たして真実なのか、分からなくなっています。 理不尽と戦い、そして不可能に立ち向かっていく主人公・大和仁に、きっと感じるものはあるはずです。