日本の演劇界・芸能界には欠かせない名優・市村正親さんが、今年で役者生活50周年目を迎えます。そんなおめでたい節目の年に開催されるのが、市村正親ひとり芝居『市村座』。2023年2月26日から3月10日まで公演される『市村座』は、東京・東京日生劇場で始まり、大阪、福岡、市村正親さんの出身地である埼玉・川越、宮城を巡ります。過去の公演でも多くの観客を沸かせ大人気の『市村座』ですが、役者人生50年目の市村正親さんが魅せる今回は、一体どんな舞台になるのでしょうか?

市村正親さんのエンターテイメントショー『市村座』とは?

『市村座』は歌、お芝居、ダンス、トークと市村正親さんが舞台の上で奮闘するワンマンショーです。出演されたミュージカルの楽曲が披露されるだけではなく、開催回ごとに異なるエンターテイメントが楽しめるため、市村正親さんの魅力のすべてが感じられる舞台となっています。

これまでの『市村座』では、落語『たらちね』をミュージカル『マイフェア・レディ』のナンバーに乗せて演じる音楽落語や、歌と芝居を交えたオペラ講演「市村座の怪人」などバラエティ豊かな演目が披露されました。

2018年公演の『平成市村座』には、ご自身の長男でありミュージカル『オリバー!』でも親子共演を果たした市村優汰さんも出演したのだとか。茶目っ気たっぷりな市村正親さんの魅力が詰まった『市村座』は、笑いあり涙ありのエンターテイメントショーなのです。

『市村座』が旗揚げされたのは、市村正親さんが役者生活24年目の1997年のこと。今回の公演は2018年以来5年ぶりの公演であり、記念すべき10回目の開催となります。

オリジナル新曲も!10回目公演の見どころ

第10回目『市村座』では、市村正親さんがこれまで出演した40作以上の作品から自身の役者人生50年を振り返るナンバーの数々を披露する予定です。MCを交えながら歌うそうなので、劇団四季時代の話や演じてきた役の裏話なども聞けるかもしれませんね。

また過去の公演では数々の落語を一人芝居仕立ての立体落語で披露してきた市村正親さんですが、今回は新作「死神」に挑戦。ベースとなる落語「死神」は、市村正親さんが役者になる前に付き人をしていた名優・西村晃さんがミュージカル化したお噺です。

さらに、市村正親さんの50年間の活躍を歌ったオリジナル新曲も披露されます!これまでの活躍だけが垣間見えるだけではなく、『市村座』でしか観られない市村正親さんの新たな魅力が開花しそうですね。

東京公演の口上では息子さんたちとも共演されるとのことで、貴重で愉快なひとときになることでしょう。

さきこ

役者生活50年目の市村正親さんが魅せる第10回目の『市村座』は、ミュージカルナンバーに落語に新曲と見どころが盛りだくさん! 往年のファンはもちろん、「市村さんを舞台で観てみたい!」と憧れる若いファンも楽しめるエンターテイメントショーです。 ぜひ劇場で、市村正親さんの50年目の魅力を堪能してみてはいかがでしょうか?