ブロードウェイでカルト的人気の旋風を巻き起こしたミュージカル『ビートルジュース』が今夏、日本で上演されることが決定しました!主演はSixTONESのジェシーさん。この夏、日本のミュージカル界を盛り上げること間違いなしの注目作です!

ブロードウェイでは若者からも大人気!コメディミュージカル『ビートルジュース』

2019年春にブロードウェイで初演されたミュージカル『ビートルジュース』。「死後の世界の厄介者」である主人公のビートルジュースを中心に、パンチの効いたキャラクターが繰り広げるコメディミュージカルです。

衣裳・メイク・美術・イリュージョンの演出によってあらわされる独特の作品世界、ポップな楽曲の数々で、同年のトニー賞ではなんと8部門にノミネート。強烈に印象に残るキャラクターやその楽曲の数々はTikTokをはじめとするSNSでも大ヒットし、Z世代の若者たちを中心に、多くの観客を劇場に呼び寄せました。

その人気は上演劇場の契約期間が満了になる頃まで続き、ブロードウェイのなかで劇場を移転して公演期間を延長したほどの盛況ぶりでした。2023年1月、惜しまれながらもブロードウェイ公演の幕を下ろしましたが、現在、26都市を回る全米ツアーの真っ最中。アメリカでもまだまだ人気の熱いミュージカルです。

原作はティム・バートン監督の同名映画

原作は『チャーリーとチョコレート工場』や 『スウィーニー・トッド』で知られるティム・バートン監督の同名映画。1988年に公開された映画版『ビートルジュース』は、「バットマン」シリーズのマイケル・キートンが主演し、大ヒット作となりました。

毒々しいタイトルロールの由来は、英語の言葉遊びから。白黒の縞模様の服に身を包み、髪を逆立てた主人公の本名は「ベテルギウス(Betelgeuse)」ですが、その英語発音が「ビートルジュース(Beetle Juice)」に近いことから愛称としてそう呼ばれています。

この映画で広く知られるようになった「人間を追い出すバイオエクソシスト・ビートルジュース」というキャラクターは、ハロウィン仮装の定番として、もしくは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで親しまれているショーのメインキャストとしてもすでになじみがある、という方もいらっしゃるかもしれませんね。

ティム・バートン監督らしい独特の色彩美と奇想天外なドタバタコメディを原作とし、舞台ならではの表現と楽曲でミュージカルファンの心をグッと掴んだミュージカル版『ビートルジュース』。コメディ演出に絶大な信頼を集める福田雄一さんの演出と豪華キャストで、日本の劇場に満を持しての登場です。

ビートルジュース役にSixTONESジェシー!その名を3度唱えれば、ヤツが現世によみがえる…

期待高まる本作の主演には、SixTONESとして活動するジェシーさんが大抜擢。そして共演には、勝地涼さん、愛加あゆさん、清水美依紗さん、吉野圭吾さん、瀬奈じゅんさんと、個性あふれる役を楽しませてくれる経験豊富なキャストが集います。

演出には “コメディの奇才”とも称される福田雄一さん。これまで手がけたコメディミュージカルでもその手腕が光っていました。出演者の持ち味を取り込んで、コメディ純度を高めていく抜群のセンスで日本版『ビートルジュース』の舵取り役を担います。

不慮の事故で命を落とした幽霊のアダム(勝地涼さん)とバーバラ(愛加あゆさん)夫婦。死後も大切な我が家に住みつく幽霊夫婦は、彼らの家に引っ越してきた人間の家族が気に入らない様子。死後の世界のバイオエクソシスト、ビートルジュース(ジェシーさん)に協力を求め、父チャールズ(吉野圭吾さん)と後妻のデリア(瀬奈じゅんさん)、娘のリディア(清水美依紗さん)を追い出すべく、奔走します。

誰かがその名前を3度唱えれば、彼は現世へ生き返ることができる…よみがえりを企むビートルジュースが、幽霊と人間のいさかいをいいことに、周りを巻き込んだ大暴走を繰り広げるストーリーです。

甘く伸びやかな歌唱力と持ち前の明るさでマルチに活躍中のジェシーさんは、ジャニーズに受け継がれる舞台『少年たち』シリーズで舞台を牽引した経験があり、ドラマ・映画でも役者として存在感を発揮。今回がミュージカル初主演となりますが、破天荒なビートルジュース役はイメージにピッタリです。これまでの経験を糧に、舞台上でたっぷりとあばれてくれるのではないでしょうか。

旋風のようなブロードウェイミュージカル『ビートルジュース』はこの夏、3都市で公演予定です。東京公演は8月4日(金)から27日(日)まで、新橋演舞場にて。続く愛知公演は9月2日(土)から8日(金)まで名古屋の御園座にて、大阪公演は9月13日(水)から27日(水)まで大阪松竹座にて上演されます。公園の最新情報は公式サイトにてご確認ください。

Sasha

2019年にブロードウェイを訪れたとき、一帯で最も人通りの多いエリアの劇場で上演されていた『ビートルジュース』。毒々しい劇場の外装や終演後に興奮冷めやらぬ勢いで劇場から出てくる観客たちが印象的でした。ジェシーさんの起用で注目され、チケット難が予想されますが、どんな方も気軽に楽しめる作品なので、是非チェックしてみて頂きたいです。