12月17日よりサンシャイン劇場で上演される『成井豊と梅棒のマリアージュ』。劇作家・演出家である成井豊さんとキャラメルボックスメンバーが、ダンスで魅せるエンタメ集団「梅棒」とコラボします。公演の公開稽古後、成井さんと出演者らにインタビュー!最後に、“plat d’ 梅棒”の見所をお届けします! インタビュー②はこちら
普段は“喋らない”梅棒の俳優魂に期待を!
まずは、梅棒メンバーである遠山晶司さん、天野一輝さん、野田裕貴さんに“plat d’ 梅棒”の見所をお伺いしました。
遠山「個人的には、(キャラメルボックスの)原田樹里さんを見て欲しい!」
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原田「えー!どういうこと!!笑」
遠山「“plat de 成井豊”で熱演していた原田樹里さんが“plat d’ 梅棒”でどう変わるのか。梅棒と原田樹里のマリアージュをぜひとも楽しんで頂ければと」
天野「“plat de 成井豊”では見せられなかった原田さんを、僕らはお見せできると思います」
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遠山「キャラメルボックスは喋りの達人集団でありながら、身体から発するものがある。台詞や感情が身体から伝わってきます。そのパワーをリズミカルに発揮している姿を見て頂けると思います。もう一つの見所は、成井さんの会話劇を梅棒がさせて頂くこと。普段は喋らないけれど、僕らも喋るんだぞ!と(笑)。元々小劇団出身のメンバーもいますし、泥臭い俳優魂を見て欲しいですね!自らハードルを上げてしまったけど(笑)、ぜひとも期待してください!!!」
野田「梅棒は4作品の短編から構成。どれもカラーが異なっていて、様々な梅棒の姿を見られると思います。キャラメルボックスの皆さんのお力を借りながら色々と挑戦しているのが楽しいです」
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遠山「野田くんが、すごい可愛いですから!!(笑)」
野田「男の人が女の役をやったりとか、視覚的にも面白いと思いますね(笑)。ただただ、エンターテインメントを楽しんで頂ければと」
天野「アプローチは違えど、何も考えずに“あー面白かった”と思って頂きたいという想いの根本は変わらない。“plat d’ 梅棒”も、演劇が初めての方にこそ見て頂きたいです。恐らく刺さる音楽もかかるだろうし、共感して頂けるポイントがどこかにあると思います」
明日に向かう元気をもらえる作品
“plat d’ 梅棒”では、キャラメルボックスのメンバーも梅棒スタイルに挑戦!また4作中3番目に出てくる『CROSSROADS』は成井さんが作・演出を手掛けます。阿部丈二さん、原田樹里さんらキャラメルボックスから見た“plat d’ 梅棒”の魅力とは?
阿部「本当に面白く、誰が見ても入り込めるキャッチーさがあります。梅棒のエンタメ性は本当にリスペクトしていて、僕は参加するにあたり自分に何ができるのだろう?と考え続ける日々です。このご時世だからこそ、明日に向かう元気をもらえる作品だと思います」
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原田「まずはほんっとうに面白い!梅棒を見たことない人も、梅棒ファンも、絶対に観た方が良い!!梅棒の皆さんが成井さんの作品『CROSSROADS』を演じる姿が本当にかっこいいんです。キャラメルの役者がやったらあの空気感は出ないと思う!みんな男らしくて」
阿部「バカにすんな!先輩だぞ!(笑)」
原田「醸し出す雰囲気が全然違うんです(笑)!見たら絶対好きになっちゃうと思います。梅棒さんには尊敬しかなくて、自分たちに何ができるか考える日々。お互いに刺激しあって高め合って行けたらと感じています」
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阿部「僕たちキャラメルボックスのメンバーは、成井さんの世界観が好きで参加しているので、成井さんの作品はとても大切なもの。それに対して梅棒の皆さんが真摯に向き合ってくれていることが本当に嬉しいです」
天野「そっくりそのままお返しします!」
遠山「キャラメルボックスの人たち、めちゃくちゃ練習してくれるんですよ!!」
原田「愛しあってるなぁ。私たちマリアージュしてます!」
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成井「私は以前梅棒の公演を見て、みんなかっこよく見えたんです。ただ私はかっこいい男を描き慣れてない。かっこよくない男が頑張って、2時間後にかっこよくなっている作品を書いてきたので。悩みましたが、ただ自分はそういう作家なのだからと。『CROSSROADS』が終わった後にとにかく梅棒がかっこよく見えることを目指しました。原田がかっこいいと言ってくれたので、しめしめと思っています(笑)。それは本当に梅棒が真摯に取り組んでくれた結果だと思いますね」
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終始、お互いへのリスペクトが止まなかったインタビューとなりました。“plat de 成井豊”、“plat d’ 梅棒”の2バージョン、合わせてお楽しみください。公演の詳細はこちら