ステージの左右を区別する言葉で、上手(かみて)と下手(しもて)があります。慣れないと混乱しがちな舞台用語、これを機に覚えてみてください。
01 「客席から見て右」が上手、「左」が下手
「上手から登場」「下手にはける」などと言うけれど、どっちがどっち?正解は、客席から舞台を見て右が上手、左が下手。昔の劇場は南向きに建てられ、東側の客席に上位の人を配置したそうです。舞台右側が東なので、そちらが上手ですね。諸説ありますが、「上座」「下座」という言葉も、もとはこの東上位の考え方が影響しているとも言われます。
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02 左右ではなぜダメなの?
左右ならば分かりやすいのにと思う方もあいるかもしれませんが、舞台には色々な人が関わります。例えば舞台上の演者から見た左右と、客席から見た左右は真逆。混乱を招かないよう、上手下手という言葉が用いられるのです。
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ミュージカルでも歌舞伎でも、上手下手という言葉は共通して使われるので、ぜひ覚えておきましょう。「客席から見て右が上手」と覚えておけば、もう間違えないですね。