これまでAudienceでは、「ミュージカル界の絶対的ヒロイン!昆夏美プロフィール徹底解説 編」「ミュージカルと私。昆夏美 独占インタビュー編」とミュージカル女優・昆夏美さんの特集をお送りしてきました。そして本日、6月28日は昆夏美さんのお誕生日!ということで、今回は「バースデーパーティ編」として、普段はあまり聞けないプライベートのお話をお伺いしました。

休日は朝からプールで泳ぐ日も?!

−今回はカジュアルにプライベートについて色々と聞かせてください!まず休日の過ごし方は?
「休日は“必ずこれをしています”みたいなのはないんだけど、インドアか予定を入れるかの0か100で。インドアの日は、起きたらひたすらYouTubeを見て、家から出るのは友達と夜ご飯を食べに行くか、スーパーに買い物に行くだけ。でも予定を入れたい日は、朝からプールで泳いで、カフェのテラスでランチして、マッサージ行って、友達とご飯食べに行って…と予定を入れまくります。中間がない(笑)」

−プール?!プールはなぜ行かれているんでしょう?
「舞台の本番をやっているとエネルギーを使うから体型をキープできるんですけど、食べる量が変わらないから、1週間本番がないだけでむくんで太るんですよ、ほんとに。コロナ禍で舞台がなかった時期は食べてばっかだからぶくぶく太っていって(笑)、毎日妹と縄跳びやったりハンドクラップやったりしても全然痩せなくて。でも仕事が始まったらスッと痩せたので、本当に家にいると太っちゃうんです。自分がソーセージになったみたいな、肉がパンパンに詰まっている気がして(笑)。でも走るのは嫌なので、プール行こうと思って、安いし市民プール行くようになりました」

−市民プールに昆ちゃんがいる…想像できないです(笑)。スポーツはされるんですか?
「陸上部だったので、走るのは好きだったんですけど、球技は苦手です。大人になってからはスポーツやってなくて…WBCを見るのにハマってました(笑)」

−Instagramでもハマっていると仰ってましたよね!
「咲妃みゆさんが大の野球好きなので、ちょうど共演していた『マチルダ』の舞台中にWBCが始まって、最初はゆうみ(咲妃みゆさん)が中継を見ているのを横目で見ていたんですけど…気づいたら一緒にどハマりでした!」

−ミュージカルの公演に出続けるには体力が必要そうに見えるのですが、体力作りはされていますか?
「体力作りのために走り込む、ということはしていないです。作品や役によって必要な筋力や体力が違うので。もし肺活量が足りてないなと思ったら、稽古後に自主練しますね。ステージでやることと同じことを練習しないと、それに対応するスタミナは付かないと思っていて。やればやるだけ慣れてくるので、そうやって体力をつけていって、逆に抜きどころを見つけたりしてます」

−ストレス解消法は?
「友達とご飯を食べに行くのが、ずっと私のストレス解消法ですね。最近は、サウナが好きになって、まだ初心者なんですけどハマってます。“整う”感覚ってサウナ以外に味わえないから。サウナが好きな方を見つけると話が盛り上がれるのも楽しいし、ストイックに通うという感じではないですけど、好きでよく行ってますね」

−YouTubeはどんなチャンネルを見られますか?
「今ハマっているのは、バカリズムさん!ライブのネタをずっと見てます。都市伝説系や家族の日常系もよく見てるし、エガちゃんねるも。“あたおか”です(笑)!(YouTubeチャンネル「エガちゃんねる」の視聴者のこと)お笑い芸人さんのチャンネルも好きだし、韓国やニューヨークの食べ歩きの屋台の動画を見るのも好きで、これ!というより幅広く見てます。そういった動画をiPadで見ながらご飯を作る時間が好きです」

−自炊はよくされるんですか?
「します!自分が好きな味は母の味なので、母の味を再現できるのはずっと食べてきている自分だなと思って。凄く健康に気をつけて自炊をする、というよりも、母のハンバーグが食べたいなとか、餃子を食べたいなと思って作る感じ。得意料理は?って聞かれたら毎回ロールキャベツって答えるようにしてます。手が込んでそうだけどハードルが上がり過ぎない印象で絶妙な良いラインだと思ってるので(笑)」

「都会の天使たち」をデュエットしてくれる人、探してます!

−好きな音楽は?
「特定のアーティストを聴くというよりも、街中で聞いた曲を良いなと思ったらアプリで何の曲か調べてダウンロードする、という感じですね。J-POPよりは洋楽を聴くかな。高校生の時はK-POPを聴いてました」

−ミュージカルソングは聴かれますか?
「元気を出したい時は、『キンキーブーツ』の「Raise You Up」を聴いてます!」

−名曲ですね!カラオケは今も行かれていますか?
「今は行っていないですね。去年は『ミス・サイゴン』で歌いまくっていたから、さらに歌おうと思わなくて(笑)。でもカラオケは大好きです!中山美穂さんとか、相川七瀬さんとか、広瀬香美さんとかの楽曲を歌います。

私、堀内孝雄さんと桂銀淑さんの「都会の天使たち」が大好きで、毎回歌っているんですけど、一緒に歌ってくれる人がいなくて。ソロ曲になりつつあるので…ファンクラブにこの曲を歌える人がいたらイベントとかで一緒にデュエットしたいくらい(笑)。歌える人、探してます!あとはミュージカル好きの友達と、宝塚版の「闇が広がる」(『エリザベート』)を振り付きで歌って踊りますね!これで毎回自画自賛して盛り上がってます!!」

−思い出に残っている誕生日はありますか?
「大学生の時に、高校からずっと一緒の親友と、学校外で出会って仲良くなった親友が、それぞれは面識ないのにコンタクトを取り合ってくれて、私の友達みんなを集めたサプライズパーティを開いてもらったことがあります。みんながいてくれたことも嬉しかったし、親友同士が自分を介して輪が広がっていたことも嬉しくて。10年以上前だけれど、ずっと記憶に残ってます」

今の自分の人生が大好き

−30代を迎えて、心境の変化はありましたか?
「20代の時は、何歳までに結婚をしたいとか、プライベートの人生設計図があったんだけど、なくなったというか…結婚もしたいし子供も産みたい気持ちは変わらずあるけれど、焦らなくはなりましたね。え、逆じゃない?って自分で思ったりもするんですけど、大好きな家族がいるし、大好きなお仕事もあるし、一生仲良くしたい友人もいるし、応援してくださるファンの方もいるし、自分の今の人生が大好きで。ビジョンを明確に持つよりも、今の自分の人生を楽しんでいます」

−自分の生き方として、大事にしている価値観や考え方はありますか?
「自分の意見を言うことは大事にしています。嫌だと思ったことは言ってしまうし、 “自分はこう思う”ということは伝えた方が良いと思う。価値観を押し付けるのではなくディスカッションしたいから、自分の意見も伝えたいし、相手の意見も聞きたいんです。“間違ってますよ”と言うのではなくて、“私はこう思います”と、上手く意見を伝えられるような人になりたいですね」

−31歳はどんな1年間でしたか?
「ミュージカル『ミス・サイゴン』を出来たことが本当に良かったです。もう一度キムをやりたいというのがずっと目標だったので、それが叶ったことは大きかったですね。あとはファンクラブが出来たこと!ずっと“ファンクラブ作ってください”というお声は頂いていたのですが、なかなか機会がなくて。作品の役ではなく昆夏美としてファンの方に会うことが圧倒的に少ないなという思いがあったので、今回ファンの方と繋がれるファンクラブができて本当に嬉しいです」

昆夏美さんのオフィシャルファンクラブ「Kontact」は新規入会受付中。8月にはファンクラブイベント『こんぶとこんの会』2023 まなつが開催されます。詳細はこちら

撮影:木南清香
スタイリスト:下平純子
ヘアメイク:大野真理江
コーディネート:もりまりも
アクセサリー:Kinoshita  Pearl、Perlagione(すべてlizipress)

Yurika

いつも唯一無二の魅力を放ち続ける昆ちゃん。歌声の力強さや圧倒的な才能を持ちながら、普段の着飾らずに明るくお話ししてくれるギャップが素敵な人だなと改めて感じました。これからはファンクラブイベントも増えていくのを期待しています!