阿佐ヶ谷スパイダースの新作『ジャイアンツ』が11月16日（木）に新宿シアタートップスにて幕を開けます。現実か、はたまた妄想か。息子の住んでいた街を巡る男の冒険譚を描きます。

阿佐ヶ谷スパイダース2年ぶり待望の新作本公演

1996年に旗揚げされた阿佐ヶ谷スパイダース。毎回キャストを集めて新作を発表する「演劇プロデュース・ユニット」として活動した後、2017年からは劇団の形をとって活動しています。現在、KAAT 神奈川芸術劇場の芸術監督である長塚圭史さんが主宰を務め、ほぼ全ての作品で脚本・演出を手掛けています。

2年ぶりとなる阿佐ヶ谷スパイダースの新作本公演『ジャイアンツ』で描かれるのは、家族の物語。息子が住んでいた街を、その家族や友人たち、また時にいるはずのない息子本人と対峙しながら巡る男の冒険譚です。

果たして、この街は妄想なのか、それともハッキリと現実なのか。現実世界から一歩踏み外し、未知なる思い出の迷宮に迷い込んだ者を案内する目玉探偵社の力を借りて、男はどん底から這い上がっていきます。

長塚さんは上演にあたり以下のようにコメントしています。
「古い家族写真を見ると、こんな時代が本当にあったのだろうかと疑わしくなって、細目でぼかして見たり、ひっくり返したりしたくなります。 あるいは現在と繋がる現実とは、全く別の物語を浮かべてみたり。

『ジャイアンツ』は家族を描くお芝居です。
気がつけば分かり合えないほどに巨きくなってしまった親のこと、あるいはその子どものこと。願わくばあまり酷いことにならなければ良いのですが」

阿佐ヶ谷スパイダースの公式X(旧Twitter)では「稽古場日誌動画」が日々更新されており、進化していく稽古と作品の様子が伺えます。

また、本作は開幕割や、舞台の一部が見えづらいZ席、U25チケットなど、チケットの種類が豊富！11月19日（日）の公演には視覚障がい観劇サポートがあり、付き添いの方は1名無料で観劇出来ます。また、ギフトチケットとして、贈られた相手が後から日時指定できるプレゼント用のチケットの販売も！友人や家族への贈り物におすすめです。

阿佐ヶ谷スパイダース『ジャイアンツ』は11月16日（木）〜11月30日（木）に新宿シアタートップスにて上演です。公式HPはこちら。