劇団四季が上演する数々のミュージカルの中でも、『オペラ座の怪人』は世代を問わず愛される色褪せない人気作。映画版のリバイバル上映で盛り上がる今年の夏は、横浜で劇団四季の『オペラ座の怪人』を堪能してみませんか?
今年だからこそ見たい!劇団四季の『オペラ座の怪人』
『オペラ座の怪人』は1986年ロンドンでの初演から四半期以上経った今でも各国で上演され、「世界で最も多くの人が観たミュージカル」と称されています。フランス人作家ガストン・ルル―の小説を題材に、19世紀中頃のパリ・オペラ座で起きた劇場の地下に棲む怪人・ファントムと歌姫クリスティーヌ、その恋人のラウルをめぐる切ない愛の物語です。
重厚感のあるパイプオルガンが響き渡ると、目の前の舞台は豪華絢爛たるオペラ座に。観客を甘美な物語の世界へ導く音楽は、現代のモーツァルトと呼ばれる作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーによるものです。
35年にわたる史上最長のロングラン記録を保持していたブロードウェイ公演は、惜しまれつつ、昨年4月に閉幕。日本では今年の4月から劇団四季による横浜での期間限定公演が行われており、4月29日(月・祝)に日本上演36周年を迎えました。
『オペラ座の怪人』は劇団四季を代表するミュージカルの1つであり、その評判は「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい。」のキャッチコピーに体現されています。1988年の初演以来、その公演地は国内10都市、総上演回数は8,000回以上、総観客動員数は800万人以上に及ぶほどです。
今年は1月にロンドンの鬼才演出家、ケン・ヒル版の来日公演があり、6月14日(金)からは映画版の公開20周年を記念して『オペラ座の怪人 4K デジタルリマスター』の全国ロードショーがスタート。
作品にまつわるトピックスが多い今だからこそ、改めて劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』に興味を持つ人が多いのではないでしょうか?
横浜で上演中!KAAT神奈川芸術劇場での観劇ポイントとは?
劇団四季の『オペラ座の怪人』は、2024年4月23日(火)から横浜・KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>にて上演中。KAAT 神奈川芸術劇場ではこれまでに『ノートルダムの鐘』や『パリのアメリカ人』などの公演も行われ、劇団四季の公演地の1つとして定着していますが、その礎を築いたのが『オペラ座の怪人』でした。
本作がこの劇場で上演されるのは、2017年に次いで2度目。7年ぶりの横浜公演です。
音楽は、オーケストラによる生演奏。KAAT神奈川芸術劇場は音響の良さにも定評がある劇場ですので、プロローグのオークションシーンから「オーバーチュア」に入る冒頭だけで、生演奏の迫力と粒立ちの良い音を実感できることでしょう。
同じ演目でも劇場が変わることで舞台装置や演出が微妙に異なる場合があり、既に観たことがあるという人でも、新たな発見と変化に出会えるものです。
劇団四季の『オペラ座の怪人』を横浜・KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>で観られるのは、2024年8月11日(日)まで。ぜひKAATならではの観劇を楽しんではいかがでしょうか?
横浜市は子供たちの創造性を育む取り組みとして、市内在住・在学の高校生222人を本公演に無料で招待するそうです。映画の再上映も市内の映画館で行われ、横浜で『オペラ座の怪人』にハマる人が増える予感・・・!劇団四季と映画でマチソワする、なんて今だからこそできる贅沢を堪能するのも良いですね。