2012年にフランスで初演され、メガヒットを記録したミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』。フランス革命下、愛に悩み、自由と平等を求めて闘う若者たちを描いた作品です。2016年に帝国劇場で東宝版初演、2018年には再演が実現しました。絶大な評価を受け続けるこの名作が、2025年4月、明治座で再び幕を上げます。

海外での観客動員数は70万人超！フレンチ・ロック・ミュージカルの名作

『1789 -バスティーユの恋人たち-（原題：1789 Les Amants De La Bastille）』は、ドーヴ・アチアとアルベール・コーエンによるフレンチ・ロック・ミュージカル。『太陽王』『ロックオペラモーツァルト』などを手掛けた名プロデューサー2人が手掛けた同作は、2012年にフランスで初演されました。

フランス、スイス、ベルギーにおけるツアーで95回の上演を実施し、観客動員数は70万人超。2013年には、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の最高賞であるクリスタル・グローブ賞で「ベスト・ミュージカル賞」を受賞した名作です。

日本版は、宝塚歌劇団月組公演（2015年）、帝国劇場での東宝版初演（2016年）、再演（2018年）と、過去3回上演されています。『エリザベート』『モーツァルト！』を手掛けてきた、日本ミュージカル界の第一人者・小池修一郎さんが潤色・演出を務めてきました。

グルーヴ感溢れるロックナンバー、涙を誘うバラード、疾走感のあるストーリー展開を組み合わせた『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、ミュージカル界に革命を起こしたフレンチ・ロック・ミュージカルの名作といえます。

＜STORY＞
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランスーー。
農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけに、パリへ飛び出し、革命派に身を投じる。そこで、デムーラン、ロベスピエール、ダントンら熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やしていた。
一方、宮廷に仕える心優しき侍女・オランプはマリー・アントワネットとフェルゼン伯の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれたロナンはオランプと運命の出会いを果たす。
決して出逢う筈のなかった二人は強く惹かれ合うも、対立する身分が壁となる。
そして、愛に悩む彼らの心を揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる…。
1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃。遂に革命の火蓋が切って落とされるーー。

岡宮来夢や手島章斗…フレッシュな注目キャストが勢ぞろい！

フランス革命の最中、革命派へ身を投じる主人公ロナンを、岡宮来夢（おかみや くるむ）さんと手島章斗さんがＷキャストで務めます。

岡宮さんは、ミュージカル『刀剣乱舞』鶴丸国永役、『SPY×FAMILY』でユーリ・ブライア役、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ロミオ役、『進撃の巨人 -the Musical-』ニューヨーク公演（Attack on Titan -The Musical-）ではエレン・イェーガー役を演じるなど、国内外を問わず高い評価を受ける俳優です。

手島さんは、『avex audition MAX 2013』アーティスト部門でグランプリを受賞し、音楽グループ「SOLIDEMO」のメンバーとしてデビュー。2022年以降はソロアーティストとして本格的に活動を始め､ミュージカル『新テニスの王子様』手塚国光役など、舞台でも活躍されています。

また、ロナンと恋に落ちるオランプ役も、豪華なＷキャストが予定されています。

1人目は星風まどかさん。2024年5月に宝塚歌劇団を退団し、同年10月『ニュージーズ』のヒロインとしての好演が記憶に新しい、元･花組のトップ娘役です。通算6年間トップ娘役を務めた実力派俳優のひとりで、しなやかな品性と芯の強さが魅力だと、わたしは感じています。

2人目は奥田いろはさん。2022年に乃木坂46の5期生オーディションに合格後、2024年のミュージカル『ロミオ＆ジュリエット』でジュリエット役を務めました。初舞台をオーディションで射止めるという、芸事の神様も一目置く存在です。

さらに、マリー・アントワネット役には、2025年1月19日をもって宝塚歌劇団を退団する凪七瑠海（なぎな るうみ）さんが決定しています。

ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』は、2025年4月8日（火）から29日（火・祝）まで、東京・明治座で上演されます。終演後にアフタートークが実施される回もあるため、気になる方はお早めに！詳細は公式サイトでご確認ください。