エーゲ海の小島を舞台に、結婚式前夜の母娘の絆をABBAの名曲で綴る劇団四季ミュージカル『マンマ・ミーア!』。世界中で7,000万人以上を熱狂させてきた本作が、約6年ぶりに首都圏に帰ってきます!

ミュージカル『マンマ・ミーア!』とは?

撮影:荒井 健

『マンマ・ミーア!』は、スウェーデンの伝説的ポップグループ「ABBA(アバ)」の楽曲から着想を得た、ロンドン発のミュージカルです。「ダンシング・クイーン」「マネー、マネー、マネー」「チキチータ」など、ABBAのストーリー性にあふれた楽曲を生かして物語をつくろうと、イギリスのクリエイター兼プロデューサー、ジュディ・クレーマーが発案しました。

本作の特徴といえば、ABBAの大ヒット曲を全編に散りばめ、歌詞もほとんどそのままに、完全オリジナルストーリーを実現したことです。未婚の母ドナ・シェリダンと娘ソフィ、そして彼女たちを取り巻く人々から、多様で自由な生き方と人間模様を表現しています。

1999年、「ABBAデビュー25周年」で盛り上がるロンドンのプリンス・エドワード劇場で上演されると、評判はあっという間に広がります。観客が熱狂し、カーテンコールでは出演者とともに「マンマ・ミーア」「ダンシング・クイーン」を歌い踊るという光景が繰り広げられたそうです。

世界中で上演を重ね、累計観客動員数は7,000万人を超えました。劇団四季による日本公演でも、2002年の東京初演以降、全国10都市(札幌、仙台、東京、横浜、静岡、名古屋、大阪、京都、広島、福岡)で上演され、総公演回数は3,357回、280万人以上の動員数を記録しています。

舞台の大ヒットを受け、2008年に映画化が実現し、大女優メリル・ストリープがドナ役を演じました。当時のミュージカル映画の全世界興行記録を塗り替え、2018年には続編映画「マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー」も公開されるなど、世代を超えて多くのファンを夢中にさせています。

そして昨年の名古屋公演に合わせ、23年ぶりに海外クリエイティブスタッフが来日。セリフや振付を時代に合わせてアップデートした結果、『マンマ・ミーア!』は新たに生まれ変わりました。客席まるごとハッピーにする名作の進化に、期待が高まりますね!

『マンマ・ミーア!』のストーリー

撮影:荒井 健

舞台は、海と空の青さがまぶしいエーゲ海に浮かぶ小島。
ここで小さなホテルを営んでいるのは、
シングルマザーとして娘を育ててきたドナ。

20歳のソフィは、恋人スカイとの結婚式を控え、父親とバージンロードを歩くことを夢見ています。
母の昔の日記をこっそり持ち出して読んだソフィは、サム、ビル、ハリーというドナのかつての恋人たちをこっそり結婚式に招待してしまいます。
本当のお父さんなら一目でわかるはず…。

そして迎えた結婚式前日―
ドナの若かりし頃のバンド仲間、ターニャとロージーに続いてホテルに現れた3人の男。ソフィが招待状を出したかつての恋人が全員一度にやってきたのです。
ドナは仰天、ソフィは本当の父親が誰なのかを探り出そうとしますが、なんと全員が「自分が父親だ」と名乗り上げてしまいます。大混乱に陥ったソフィ。
結婚式は刻一刻と迫ってきます…。

今を生きるすべての人へ贈る人生賛歌

撮影:荒井 健

『マンマ・ミーア!』はABBAのヒットソングが注目されがちですが、物語がパワフルでエネルギッシュだからこそ、思わず「MAMMA MIA(なんてこった)!」と口にしたくなるほどの感動が生まれます。

ドナとソフィをはじめ、波乱万丈の人生をたくましく生きる女性たち。プロデューサーのジュディ・クレーマー、台本のキャサリン・ジョンソン、演出のフィリダ・ロイドが、女性ならではの視点でミュージカルの骨格をつくり、「女性の力」を舞台上に立ち上げました。

悩み苦しみながらも前向きに生き、幸せの形を見つけ、お互いに認め合う。女性たちの等身大のドラマを観ていると、自分を投影したくなるキャラクターがたくさん登場し、「決してあなたは1人じゃないよ」という力強いエールを贈ってくれます。

「声にならない声を上げながら葛藤する女性を勇気づけ、励まし、希望を与えるような作品を作りたい」そんな製作陣の想いが込もった『マンマ・ミーア!』は、今を生きるすべての人へ贈る人生賛歌なんです!

ABBAのヒットソング、思わず身体が動き出してしまうほどハッピーなダンス、普遍的で共感できる感動のストーリー。あらゆるエンターテイメントが詰まったミュージカルが『マンマ・ミーア!』だと思います。

劇団四季ミュージカル『マンマ・ミーア!』は、2026年4月5日(日)から8月6日(木)まで、KAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演されます。大人気作品なので、気になる方は早めのチケット予約がおすすめです。詳しい情報は公式サイトからご確認ください。

さよ

女性たちの等身大の人間模様は、客席をまるごと幸福感で包み込み、迷いながらも前向きに生きる勇気をくれることでしょう。ぜひ劇場で爽やかな感動を味わってみませんか?