2020年、日本テレビの『news zero』に出演された俳優・ムロツヨシさんは「来年トラックで演劇をやります」と宣言。よみうりランドの特設会場を舞台に、その構想が実現しました。役者4人で織りなす『muro式.がくげいかい』の観劇リポートをお届けします。(2021年4月)※若干のネタバレを含みます
ムロさんが前説に登場!俳優4人が演じる「昔話」
開演20分前と10分前に、ムロツヨシさんご本人が自転車で登場!観客の防寒を気遣いながら、前説をしてくださいます。「ただのご報告なんですけど、別に買えって言うわけじゃないんですけど、グッズにブランケットがありますよ」とお茶目に物販もPR。
いざ始まった『muro式.がくげいかい』はその名の通り、誰もが知る桃太郎や浦島太郎などの昔話をベースにしたもの。しかし、簡単には進みません。主人公がなかなか動き出そうとしなかったり、4人しかいないため次の役に替わらないといけないのに舞台からはけさせてもらえなかったり。アドリブやハプニングに、思わず4人が笑ってしまう場面も。
夜風を感じながら観劇。野外ならではの演出も!
私が観劇した日は少し肌寒い夜で、上を見上げると綺麗な三日月が。野外劇場で演劇を観る機会はなかなかないため、この寒さもきっと思い出に残るだろうと感じました。また、ムロツヨシさんの最初の構想通りトラックが登場して舞台になったり、豊洲市場で見かけるあの乗り物が登場したり、噴水が華を添えたり。野外ならではの演出もたっぷり堪能できます。唯一無二の「がくげいかい」に、心が束の間ほっとする時間でした。
11月22日(火)にはWOWOWでの放送も決定!
東京公演は26日(月)まで開催。当日券も販売されているようですので、公式HPや公式Twitterを確認してみてくださいね。