2023年1月26日より南青山のBAROOMにて上演される、音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince ~きみとぼく~』。過去にも音楽劇やミュージカルとして舞台化されてきた名作を、2人の役者の朗読と音楽で構成した作品です。今回は音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince ~きみとぼく~』について、おすすめポイントと一緒に紹介します。

「大切なことは目に見えない。」名言と共に世界で愛される『星の王子さま』

『星の王子さま』は1943年にアメリカで出版されたサン=テグジュペリの小説。世界中で翻訳されたものが出版されており、ミュージカルや舞台として上演されることも多い作品です。

飛行機の故障により砂漠に不時着したぼくと、さまざまな星を渡り歩いてきた王子さまとの出会いと友情、別れまでが描かれています。自分の星で手をかけてきたバラと喧嘩し、バラを置いたまま旅に出て地球を訪れた王子さま。自分が時間を費やしたものが自分にとって大切な存在になること、自分が愛したバラには責任を持たないといけないことをキツネから教わります。「大切なことは目に見えない」という名言は、今作の中でキツネが王子さまに言ったセリフです。

喧嘩別れしたバラが心配になった王子さまは、自分の星に帰るため肉体を残し魂だけ帰るという選択をします。それは飛行士のぼくとの永遠の別れを意味していました。

とても深いストーリーですが、小説の表現が抽象的なため最後まで読み切れないという方もいるのではないでしょうか。そんな方にこそ、言葉と表情に集中できる朗読劇はおすすめです。

8日間の日替わりキャスト!好きな組み合わせで楽しめる王子さまと飛行士

音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince ~きみとぼく~』の注目ポイントは、8日間にわたって日替わりキャストで上演されること。王子さま役と飛行士役の2名の役者で進行しますが、同じキャストで観劇できるのは8日間のうちの1日2公演のみです。ベテランの役者からミュージカルで活躍する役者、ドラマで見る機会の多い役者など豪華なキャストが揃っています。何公演か観劇するのもよし、気になるキャストに絞って観劇するのもよし。王子さまと飛行士がどちらも女性のキャストの日もあるので、何度も通える方は色々見比べてみるのも楽しいのではないでしょうか。

またキャストは王子さまと飛行士のみですが、小説では他にもキツネやヘビ、惑星で会う変わった人々が登場します。2名の役者が他の登場人物をどう担当し描くのかも見どころです。

日替わりキャスト一覧はこちら。

■キャスト(王子 × 飛行士)<敬称略>
【1月26日(木)】小倉 久寛 × 水 夏希
【1月27日(金)】戸田 恵子 × 植木 豪
【1月28日(土)】吉本 実憂 × 木戸 大聖
【1月29日(日)】新谷 ゆづみ × 阿部 よしつぐ
【2月2日(木)】島田 歌穂 × 戸井 勝海
【2月3日(金)】佐久間 レイ ×上原 理生
【2月4日(土)】平野 綾 × 須藤 理彩
【2月5日(日)】彩乃 かなみ × 市毛 良枝

収容人数100名の円形ホール!贅沢な空間を感じられる南青山の新劇場BAROOM

音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince ~きみとぼく~』の会場となるのは、南青山のsong&supper BAROOM内にある円形ホールBAROOM。2022年5月のオープン以来、さまざまなライブやイベントなどが行われている新劇場です。多国籍料理のレストランやバー、秘蔵レコードを楽しめるライブラリーが併設されており、上品でオシャレな空間を楽しめます。

BAROOMのホールは円形ステージを囲む形で客席が3列に配置されており、収容人数はたったの100名。役者との距離が近いというよりも同じステージにいるかのような空間に、贅沢な濃い時間を過ごせるのではないでしょうか。是非朗読劇向けの劇場BAROOMで、役者の声だけでなく表情も楽しみながら『星の王子さま』の世界にどっぷり浸かってみてください。夜の公演終了後に、レストランで少し高級なお食事を味わうのも良い思い出になるかもしれませんね。

音楽朗読劇『星の王子さま Le Petit Prince~きみとぼく』は2023年1月26日~2月5日までBAROOMにて上演。詳細はBAROOMの公式HPをご確認ください。

かずちぃ

日替わりで王子さまと飛行士を演じる16名のキャスト。ミュージカル『レ・ミゼラブル』で活躍した島田歌穂さんや上原理生さん、アンパンマンの声優としても有名な女優の戸田恵子さんも出演します。日常から少し離れて、新劇場のオシャレな空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。