青木豪さん×安田章大さん、舞台『マニアック』以来5年ぶり2度目のタッグが実現。2024年4月8日(月)から29日(月祝)まで東京・PARCO劇場、5月3日(金祝)から10日(金)まで大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて、新作書き下ろし舞台『あのよこのよ』が上演されます。安田さんは、青木さんによる当て書きで、明治初期を生きる架空の浮世絵師・刺爪秋斎(サシヅメシュウサイ)を演じます。

なぜだかポジティブになれる痛快時代劇

劇団四季『恋に落ちたシェイクスピア』やミュージカル『バケモノの子』の演出、音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』演出、劇団☆新感線『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』脚本など多彩な作品で活躍を続ける青木豪さん。

パルコ・プロデュース公演では2019年に音楽劇『マニアック』で初めて作・演出を手がけ、安田章大さん、古田新太さんらが出演しました。パルコ・プロデュース第二弾となる『あのよこのよ』では再び安田章大さんを主演に迎え、明治初期を舞台に浮世絵師の珍道中を描きます。

青木さんは「おそらく震災のあとぐらいから、現実感のない日々が続いている。一度も降りたことのない駅に寝過ごして来てしまったような、途方に暮れる日々が続いている。こういう感覚を芝居に出来ないものか、と朧げに考えていたらパルコさんから「安田くんと痛快な時代劇をやりませんか?」とお誘いをいただいて。それで思い出したのは「マニアック」という芝居でご一緒して以来、安田くんの芝居にしろバラエティにしろドキュメンタリーにしろ音楽にしろ、とにかく安田くんの活動を見ていると、僕は意味もなくポジティブになれるということで。だからこの「あのよこのよ」という作品は「こんな時代になると思わなかった、な明治初期」の「なぜだかポジティブになれる痛快時代劇」になるはずであります。グチャグチャな気分をポジティブに変えたいという方々、是非お越しくださいませ」とコメントしています。

舞台は明治初期。
浮世絵師・刺爪秋斎(安田章大さん)は、新政府を批判したとして番屋に入れられていましたが、初犯ということもあり解放され、迎えに来た弟の喜三郎と、居酒屋で宴を共にしていました。そこで秋斎は喜三郎から出所祝いとして眼鏡をプレゼントされ喜んでかけます。

さらに秋斎は居酒屋に居合わせた、未来が見えるという能力のある常連・フサに占ってもらうと、「女に出会う」と告げられます。「その女が秋斎の未来を決めるだろう」と。

そこに美しい女が男と共にやってきます。秋斎が出会う女性は彼女なのではないかと話していると、突如、刀や銃を持った男たちが現れます。そして男たちは秋斎たちに襲いかかって来るのでした……。

髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)

本作で主演を務めるのは、アーティストとしてはもちろん、俳優としてもドラマ・映画・舞台で活躍する安田章大さん。2021年にはパルコ・プロデュース『リボルバー~誰が【ゴッホ】を撃ち抜いたんだ?~』でフィンセント・ファン・ゴッホの数奇な生涯を好演しました。

今作では、青木さんが安田さんに向けて当て書きした、明治初期を生きる架空の浮世絵師・刺爪秋斎(サシヅメシュウサイ)を演じます。安田さんは青木さんの作るエンターテイメントについて、「真面目とおふざけの振り幅がすごく広くて、その行ったり来たりする面白さに加えて、「あのよこのよ」というタイトルの通り、物語を見ていただくと浮遊している自分をどこかで感じてもらえたり、どこの世が事実で、自分がいる本当の世界なのか…こういうちょっとした不思議さを感じられる作品になっていると思います」とコメント。

また「僕自身久しぶりの時代物です。髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)江戸が終わり明治維新、この時代を生きている僕を楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、登場人物たちが青木さんの描く世界の中でどのようにうねっていくのかというところにもぜひご注目ください。眼鏡にちなんだエピソードもお楽しみに」と語っており、本作への期待が高まります。

PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』は、4月8日(月)から29日(月祝)まで東京・PARCO劇場、5月3日(金祝)から10日(金)まで大阪・東大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演されます。公式HPはこちら