全米で大ヒット公開中の映画『カラーパープル』が2月9日(金)から日本で公開。ジャパンプレミアでは3時のヒロインのゆめっちさん、かなでさんと、タレントで映画コメンテーターのLiLiCoさんが登場し、本作の魅力を語りました。

スティーブン・スピルバーグの名作がミュージカルとなってリメイク

ハリウッドの巨匠スティーブン・スピルバーグが、ピューリッツァー賞受賞のアリス・ウォーカーによる同名小説を原作に、『E.T.』 の後初めてシリアスな作品に挑んだ『カラーパープル』(1985年)。第58回アカデミー賞®作品賞を含む10部門11ノミネートされ、全米では5ヶ月以上のロングラン上映となりました。そして38 年の時を経て、ミュージカル映画としてスクリーンに蘇ります。

プロデューサーはスピルバーグをはじめ、オリジナル版で映画初出演にしてアカデミー賞®助演女優賞にノミネートされたオプラ・ウィンフリー、オリジナル版でアカデミー賞®作曲賞と歌曲賞にノミネートされたクインシー・ジョーンズらが務め、新鋭ブリッツ・バザウーレが監督。

主人公のセリーには、ブロードウェイでミュージカル化された舞台で、セリー役をパワフルな情熱で演じきり、大ヒットを成し遂げたファンテイジア・バリーノ。セリーの妹ネティには、実写映画『リトル・マーメイド』のアリエル役で注目されたハリー・ベイリー。

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セリーが憧れる歌手のシュグ・エイブリーには、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』でアカデミー賞®にノミネートされたタラジ・P・ヘンソン。セリーの義理の娘で、自立した生き方を貫くソフィアに、ブロードウェイ版でもソフィアを演じ、客席を大いに沸かせたトニー賞候補者のダニエル・ブルックスと、豪華キャストが集結しました。

全米では12月25日に既に公開され、第81回ゴールデングローブ賞にて主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)、助演女優賞の2部門にノミネート。第96回アカデミー賞でも、ダニエル・ブルックスが助演女優賞にノミネートされています。

1909年ジョージア州の沿岸、横暴な父の言いなりとなり、父の決めた相手と突如結婚させられたセリー。夫のミスターから荒れ放題の家の世話と幼い子どもたちの世話を命じられ、奴隷のように働かされる日々。最愛の妹ネティとも生き別れ、苦悩の毎日を送る彼女は、自立した強い女性ソフィアや、歌手として活躍するシュグと出会い、徐々に自分の人生を切り開いていくために立ち上がります。

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シュグは私に似ている?!ゆめっち、かなで、LiLiCoがジャパンプレミアに登場

『カラーパープル』ジャパンプレミアでは、お笑い芸人「3時のヒロイン」のかなでさんとゆめっちさん、そしてタレントで映画コメンテーターのLiLiCoさんが登壇しました。

本作を鑑賞したLiLiCoさんは、「映画によって満たされるっていうのがこういうことなんだな」と語り、「毎回拍手したくなるほど楽曲が素晴らしいし、女性がもっと声を上げられるような、パワーがもらえる作品」と熱を込めます。

ゆめっちさんは「1曲目から立ち上がりたいくらいノリノリだった」と本作の楽曲に既に魅了されたそう。「喜怒哀楽を味わえて、感情移入して何度も泣いてしまう場面もあるんですけれど、全体を通してパワフルで、女性の素晴らしさを感じました」と語ります。

ミュージカル映画が大好きというかなでさんは、「最初から心揺さぶられ続けて、約3時間あっという間。曲も素晴らしいし、ダンスもかっこいいの!すごいです!ずっと惹き込まれたままでした」と興奮気味にコメント。

MCからの共感できたキャラクターは?という質問には、「ソフィア」と即答したLiLiCoさん。「映画の中では強い女性という立ち位置にいる人ではあるんですけれども、彼女の心情を読み解いていくうちに、笑っていないと崩れちゃうというところもあると思うんです。自分にもそういう時期があったし、みんなにもあると思う」と役の深い部分への共感を語ります。

ゆめっちさんは「シュグです。人気歌手で、自由奔放で、男だけじゃなくみんなをメロメロにさせる人なのでちょっと似てるなと」と笑顔で語ると、かなでさんは「そうかなぁ?私はシュグは自分みたいだなと思った」と張り合います。魅惑的かつ、芯の強さや優しさが見えるシュグは、きっと多くの女性が憧れる存在ではないでしょうか。

そんなシュグが作中で華麗に歌い踊る楽曲「Push Da Button」に合わせて、ジャパンプレミアではかなでさんがノリノリでダンスを披露!さらにLiLiCoさんも歌で飛び入り参加し、本作への愛が詰まったイベントとなりました。

撮影:山本春花

『カラーパープル』は1909年の黒人社会の中で自由を知らない女性を描いた作品ですが、LiLiCoさんは「そんなに昔の話でもないし、今似たような家族もいると思うんです。日本では頑固親父という言葉があるくらいなので、なぜそんな言葉が言えるんだろう、そんなことが出来るんだろうという言動をされていても、我慢が美学だと言われて我慢をしている女性もいる。ちょっと自分のパートナーが頑固だなと思ったら、一緒に映画を観に来てほしい。自分では気づかないから、映画から学んで、気づくことができるんじゃないかなと、私は願っています」と強い想いを語りました。

映画『カラーパープル』は2月9日(金)より全国ロードショーです。公式HPはこちら

Yurika

どんなに困難な時代でも、立ち上がっていく強さと美しさを感じられる作品。ハリー・ベイリーが自ら作曲したというオリジナル曲「Keep It Movin’」も注目です!