2024年3月27日、JR大阪駅直結というアクセス抜群の立地に「SkyシアターMBS」が誕生します。細部にまでこだわった空間で、観客に上質なエンターテインメントを届ける劇場。そんな「SkyシアターMBS」の魅力を紹介します。

大阪の新たな観劇スポットに。「SkyシアターMBS」が誕生

「SkyシアターMBS」は、2016年に惜しまれつつも閉館した「シアターBRAVA!」の後継にあたり、関西の放送局であるMBSのグループ会社が運営する劇場です。JR大阪駅前にある「JPタワー大阪」ビル内にて、商業施設やホテルの開業に先行して2024年3月27日にオープンします。

JR大阪駅のほか、地下鉄や各私鉄も合わせると計7駅から徒歩圏内という好立地。新幹線や飛行機で遠征する方もアクセスしやすく、利便性の高さが魅力のひとつです。また、「SkyシアターMBS」では、舞台から客席に至るまで工夫を凝らし、観劇に最適な環境づくりにこだわっています。

劇場ロビーはグリーンとホワイトを基調としたデザインで、明るく開放的な雰囲気。併設のカフェでくつろいだり、壁一面の窓から大阪・梅田を一望したりと、思い思いに楽しめます。

さらに、舞台裏や楽屋も使いやすいように設計されているんだとか。出演者と観客、どちらにも寄り添った劇場への期待値が高まりますね。

快適な空間でとっておきの観劇体験を

「SkyシアターMBS」の注目ポイントといえば、なんといっても快適さを追求した劇場空間です。客席は1階871席、2階418席の計1,289席。客席を千鳥配置にすることで、前の人の頭がかぶりにくいようにしているそうです。

また、2階席にも安全性を考慮したうえで一段ずつ傾斜をつけ、舞台の見やすさを追求しています。どこからでも見えやすい、というのは、まさに理想的な客席ではないでしょうか。

さらに、座席にもちょっとした工夫をプラス。ひじ掛けが足を左右に振りやすいようにデザインされているんです。このおかげで、着席してから他の観客が前を通る際、立ち上がったりぎゅっと体を小さくしたりせずに済みます。開幕前や幕間は、なにかと座席間を移動するもの。だからこそ、スムーズに移動できる配慮がありがたいですね。

バラエティ豊富な上演予定作品にワクワク!

いよいよオープンが間近に迫る「SkyシアターMBS」。公式ホームページでは、2024年11月までの公演スケジュールが公開されています。

劇場オープン日の3月27日より始まる、藤原竜也さん主演の舞台『中村仲蔵 〜歌舞伎王国 下剋上異聞~』。伝説の歌舞伎役者の人生を描く物語が、劇場の誕生を祝福します。(関連記事:藤原竜也が江戸歌舞伎界でスター街道を駆け上がる!舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』

その後も開場記念の「オープニングシリーズ」として、舞台やミュージカル、コンサートなど幅広いジャンルの作品が上演される予定です。

オープニングシリーズ日程
Sky presents 舞台『中村仲蔵 〜歌舞伎王国 下剋上異聞~』3月27日(水)~3月31日(日)
ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』4月4日(木)~4月14日(日)
『ありがとう浜村淳です 50年記念公演』世紀半ば、道半ば。今日のあなたにありがとう!4月15日(月)
PARCO PRODUCE 2024『リア王』4月18日(木)~4月21日(日)
望海風斗ドラマティックコンサート『Hello,』4月24日(水)~4月28日(日)
らくごのお時間10周年落語会 噺家八景4月29日(月・祝)
舞台『鋼の錬金術師』―それぞれの戦場(いくさば)―6月29日(土)、6月30日(日)
アバンギャルディ 2nd LIVE -宣戦布告-7月6日(土)
ミュージカル『この世界の片隅に』7月18日(木)~7月21日(日)
こまつ座 第150回公演 『母と暮せば』7月25日(木)~7月28日(日)
ヨーロッパ企画第43回公演『来てけつかるべき新世界』10月12日(土)~10月13日(日)

Audienceで過去に紹介した作品も大阪公演として上演されるので、下記の記事もぜひご参考に。

関連記事:「ミュージカル界のアベンジャーズ」で届ける「穏やかな風」。日本初演ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』囲み取材&ゲネプロリポート

関連記事:PARCO PRODUCE 2024『リア王』ショーン・ホームズ×段田安則、“21世紀のリア王”誕生

関連記事:「本当の居場所を探し続ける」「私達1人1人の物語」。ミュージカル『この世界の片隅に』製作発表会見リポート漫画、映画、ドラマで。ミュージカルの前に予習したい『この世界の片隅に』

「SkyシアターMBS」の詳細情報については、公式ホームページをご確認ください。

もこ

筆者にとっても「SkyシアターMBS」はアクセスしやすい劇場なので、オープンがとても楽しみ!これを機に、大阪がさらにエンタメ発信地として盛り上がってほしいと期待しています。