ドラマやCMなどでその姿を見ない日は無いほど超有名俳優の大泉さん。大泉さんはTEAM NACCSという演劇ユニットに所属。しかしメンバー全員がブレイクしてスケジュールがなかなか合わないため、現在は不定期公演になっています。TEAM NACSのチケットは日本で一番取るのが難しいとも言われています!

大泉さんといえばバラエティー番組等にも出ていてコミカルなイメージですが、シリアスな役柄もめちゃくちゃ似合うんです。その実力を堪能出来る映画作品を2つご紹介します!

01 畳みかけるセリフ回しが気持ちいい『駆込み女と駆出し男』

まずは2015年公開の『駆込み女と駆出し男』(原田眞人監督作品)。なかなかインパクトのあるタイトルですよね。女性からは離縁できない江戸時代に、駆け込むことでその意思表示ができる「縁切り寺」を舞台に描いた作品です。

女性達の身を預かる宿に、大泉洋さん演じる駆け出し医者「信次郎」が居候する所から物語は始まります。注目は、現代劇ではなかなか聞かない畳みかけるようなセリフ回し。大泉さんのセリフが量も内容も大変なのは容易に想像ができるんですが、なんともサラリと言い放つかっこよさに痺れます。

内容的には命懸けで逃げてくる女性を描いていたりドキドキする内容。しかしそ大泉さんのユーモアが散りばめられていて、色んな箇所でクスリと笑わせてくれるのもおすすめのポイントです。

02 売れないマジシャンの心理描写に泣かされる『青天の霹靂』

続いてご紹介するのは、2014年公開の『青天の霹靂』(劇団ひとり監督作品)。タイトルの『青天の霹靂』とは「予想もしていなかった突然の出来事や事件」という意味です。

主人公は大泉さん演じる売れないマジシャン「晴夫」。お金もない、家族もいない。夢はあってもそこに近づいている実感が無く、そんな状況をうまく変えていけない生活に悶々としていました。

母親は父親の浮気が原因で幼い頃に自分を置いて蒸発。物語は、高校の時に家を飛び出したっきり会ってない父の訃報を聞く所から大きく動き出します。

この物語の見所は、主人公の細やかな心理描写。後輩に追い抜かれたり、ちょっとした見栄をはったり。作品冒頭で話ながら淡々とマジックをするシーンも圧巻です。

原作・監督・そして主人公の父親役で出演している劇団ひとりさんとコンビを組んでやりとりするシーンでは、思わず笑ってしまいます。

僕がこの作品を初めてみた時、僕にはまだ子供がいなかったため、主人公の「晴夫」目線で見てました。でも父親になってからもう一度見返してみると心に引っかかる箇所が少し変わっていました。劇団ひとりさん演じる「父親」の行動の数々にすごく心を揺さぶられたんです。同じ作品を何度も観る楽しみを実感しました。

Ryuji

いかがでしたか?大泉さんは、物凄く沢山の作品に出演されているので、もちろん他にも素晴らしい作品が多数あります。調べているうちに色々観たくなってきました。あなたのおすすめはなんですか?